2019年4月20日
  • 福岡市東区香椎にある、小学生、中学生、高校生を対象とした進学塾

センター試験、燃え尽き症候群に要注意

「型をしっかり覚えた後に、型破りになれる。」

by中村勘九郎

 

歌舞伎役者の名言だが、勉強に関しても同じことが言える。

学びの基本は、『守・破・離』だ。

特に小学生なんかは、勉強の型が身についていない子が多いので、そこから身につけさせたい。

 

 

昨日でセンター試験が終わった。

でも上位校を目指す子たちにとって、本当の戦いはこれからだ。

残り1ヶ月弱。

この期間での勉強が合格不合格の鍵を握っている。

 

なぜこんなことを言うかというと、センター試験が終わっただけで、進路は何一つ決まっていないのに、なぜか合格が決まったかのように勉強しなくなる子が現れ出すからだ。

それも大勢。

 

これは僕が高校三年生の時の話だ。

僕が通っていた筑紫丘高校は第5学区ではトップの高校で、ここら辺で言えば福岡高校と同じぐらいのレベルに位置する。

それなりの進学実績は毎年出しているわけだが、公立高校である以上、特別レベルの高い先生たちが集められている訳ではない。

じゃあ設備が整っているかというと、トイレはよく逆流するし、謎の段差が多いし、黒板は汚いし、そもそも名前の通り学校が丘の上にあって通学がきついしで、決して良すぎる環境ではない。

 

では何が勝負を分けているかと言うと、僕的には生徒たち自らが作り出す受験に向けた雰囲気だと思っている。

10月以降ぐらいから、授業と授業の合間の10分休みでさえ誰かしら勉強しているし、昼休みなんかは休み時間に関わらず教室の中で喋ってはいけないみたいな雰囲気が出てくる。

僕がめちゃくちゃ気合い入れて朝の7時より前に学校に行ったときでも必ず勉強している人とかいるしで、中にいる受験生でさえ、気を抜くとビビってしまいそうな雰囲気だ。

 

実際に僕らが3年になって他の学校(割と進学校)から移って来た先生が、昼休み直後の5時間目の授業に早く来た時なんかは、恐る恐る教室に入っていた。

「もう授業が始まっているのかと思いました。」

休み時間でさえ、そんな雰囲気だった。

 

その当時の教室は、古典の先生曰く、

『紙と黒鉛の音だけが鳴り響く空間』

だったらしい。

 

だがそれもセンター試験が終わる前までの話だった。

センター試験が終わった次の日、ちょうど5年前の今日、自己採点のために学校に行かなければならない。

まあ大体の人が昨日の夜の時点でネット速報を見て自己採点しているわけで、あとはその結果を各予備校に送るために専用の用紙に書き込むだけなのである。

 

朝から集まるため、当然時間は余る。

僕は事前に、

「センター試験が終わったら燃え尽き症候群の人が出るから絶対に注意した方がいいよ。

というよりも、ほとんどの人が燃え尽き症候群になって一週間ぐらい、全然勉強しなくなるから。」

ということを塾で聞かされていた。

 

だが当時の僕は、非常に申し訳ないが、その話を信じ切ってはいなかった。

僕自身が燃え尽き症候群にかかることではない。

みんながかかってしまうことに対してだ。

休み時間でさえ授業中と変わらない雰囲気で勉強しているのに、そんな人たちがセンターが終わったぐらいで燃え尽きるわけがないと。

だってクラスの97%以上は約40日後に二次試験を控えているのに。

 

ところがだ。

学校に行ってみるとどうだろう。

みんな腑抜けになっている。

ここは合格者の溜まり場か??

みんなセンター終了と同時に合格を確信したのか??

そんな錯覚を抱かずにはいられない。

 

センター前日までの緊張感がまるで嘘だったかのような、一瞬違う学校に通っているんじゃないかと勘違いするぐらいには、雰囲気がガラッと変わってしまった。

 

僕は幸いにも同じクラスにもう1人同じ塾に行っていた人がいて、2人で黙々とその中でも勉強しようと決めていたからよかったものの、もし流されていたら、、、と考えると、人生が大きく変わっていそうで恐ろしい。

 

僕もギャップには苦しんだが、センターの勉強しかしてこなかったこの期間で、確実にバカになっている。

受験生には二次試験までの期間が短いからこそ、1日1日をめちゃくちゃ大切にしてほしいと思う。

気を抜くのは全ての試験が終わってからだ。

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