今日は大学入試に関する話。
センター試験も終わり、二次試験の期間になると、問題の一問一問がものすごく重たくなる。
大問3つで75分、下手すりゃ大問5つで2時間半とかの世界なので、大問を一つ解きあげるのに30分とかかかる世界なのである。
センター試験の1時間で大問5〜6つぐらいを解くのとはわけがちがう。
でも僕はどちらかと言えば、二次試験の勉強の方が好きだった。
センター試験の数学なんかは、穴埋めパズルみたいな感覚なので、はっきりいってあんまり頭を使わない。
いや、使うんだけど、なんて言えばいいんだろう。
ものすごく深く悩まされる感じではない。
それにほぼほぼ誘導に乗せられて作業的に進めなければならない感じが、ただただかったるかった。
自慢ではないが計算ミスが多い僕からしたら、あの解答欄に自分が導いた答えが当てはまらなくなる感じがものすごくストレスだったし。。。。
それに比べて二次試験の勉強は、頭を使うという意味で面白い。
ああでもないこうでもないとしながら、答えまでの道筋を考えて、なんとか答えにたどり着いた時の快感はなににも代え難いものだ。
「ああ〜、やっとでた〜!」
難問の答えにたどり着いた時には、使う場面を一歩間違えたらただの便秘と間違えられそうなセリフが、自然と出てくるのである。
糞詰まり状態からの解放だ。
ここで勘違いして欲しくないのは、僕は別に好きで問題を解いているわけではないということだ。
塾に赤本を置いていたりなんかすると
「せんせー、これ、先生の趣味ですか?」
なんて聞いてくる子がたまにいる。
世の塾講師の中には、三度の飯より教材研究みたいな人をネット上で見かけることもあるが、僕はどう考えても三度の飯が勝つ。
(特定の誰かを指しているわけではありません。)
はっきりいって、三度の飯>>>>>(超えられない壁)>>>>>教材研究だ。
必要に応じて問題を解く。
その問題が解けた時の快感が好きなだけだ。
しなければならない勉強の中に、僕なりの楽しさを見出しているだけなのである。
だから今、勉強ができなくて勉強自体が面白くないと思っている子。
できない最初のうちは辛いかもしれないけど、一生懸命勉強して、少しでも勉強ができるようになってほしい。
辛い勉強でも、その中で問題が解けた時の喜びなんかを感じられるようになってほしいなぁ。
それがちょっとでも感じられれば、辛い勉強の中にも少しの楽しみを見いだせるかもね。
まずは一生懸命勉強するところから始めよう。