世の中には二種類の塾しかない。

昨日のブログにも書いた通り、昨日、今日で折り込み広告を入れた。

 

今回の広告は、これまでと大きく方針を変えた。

いや、最初は普通に作ってたんだけど、なぜだか無性に攻めてみたくなって(笑)

 

 

去年も同じ時期に広告を配った。

去年は1万部を自らの足で塾周辺地域に配ってまわった。

 

でも、僕は思ったんだ。

去年と今とでは心境が全く違うと。

 

去年4月、開塾したばかりの僕がフェイスブックやツイッターで塾の情報を拡散するも、全くと言っていいほど僕の携帯は鳴らなかった。

ホームページも今でこそ問い合わせはあるものの、当時は影響力の「え」の字もなく、急ピッチで作ったが効果はなし。

 

そんな僕の最後の希望の光が広告だった。

「これで一件も問い合わせがなかったら俺はどうやって生きていけばいいんだぁぁぁ。頼むから誰か問い合わせてくれぇぇぇ。間違い電話でもいいからぁぁぁ。いや、間違い電話はいやだけどぉぉぉ。」

そんな感じのことを考えていただろう、きっと。

 

だだっ広い部屋が一部屋しかない空間の中で、1人、カップ麺をすすりながら携帯が鳴るのをただただ待っていた。

 

今、あの時の自分に会うことができるなら、こう言ってやりたい。

 

 

 

 

 

 

「携帯の前でボーっとしてないで、ちゃんと働け」と。

 

 

「しっかり電話はかかってくるから安心しろ」と。

 

 

 

それから１年間同じ形式で広告を出し続けて、出せば必ず問い合わせはあった。

 

そして、今回も夏期前に向けて、同じ形の広告を書いた。

片面約3000字の渾身の文章を。

 

そこで、僕は気付いちゃったんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふざけ方が足りないなぁって。

 

 

 

 

、、、間違えた。

 

僕の個性が出てないなぁって。

 

 

それに気付いた瞬間、僕は出来上がっていた広告をビリッビリに破り捨てた。

もう跡形も残らないように。

 

 

 

 

 

、、、、嘘。

パソコンで文章を書いていたので、データをゴミ箱に入れた。

(すぐ復元できる。)

 

 

せっかく、塾名も『俺のお墨付き』みたいな変な塾名なんだ。

だいたい「墨塾」とか「お墨付き」って呼ばれるので、ちゃんと塾名は呼ばれないけど(笑)

 

 

看板だって、あんななんだ。

 

あんな看板↑

 

僕が裸に写って見えると噂の看板。

安心してください、履いてますよ。

※上も着てます。

 

 

 

 

 

 

こうなったら、広告も個性を出した方がいいんじゃないかな。

これは攻めるしかないよな。

 

こうして出来上がった今回の広告がこれだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広告の片面をこれにした。

B4サイズ一面に僕の顔が出ている。

 

「ロー◯ンドのパクリじゃないか！」

思われた方もいるかもしれないが、はっきり言わせてもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パクった。

 

 

まあ彼からしたら、

「控えめに言っても天とマントルの差だね。」

って感じだろうから 、問題ないだろう。

 

決してふざけてはいない。

個性を強く打ち出そうとした結果、遊び心が出すぎてしまっただけだ。

 

 

 

 

僕らは子どもたちに勉強を頑張るように言う立場の人間だ。

長い子で小中高と通ってくれたら、10年近くその子と向き合うことになるわけで、かなり深く関わることになる。

(そのまま賢くなってアルバイトもしてくれたら嬉しいなぁ)

 

そんな僕らがつまらなさそうに仕事してたら、子どもたちだって勉強を頑張る気が失せると思うんだ。

「この先生、自分は勉強頑張ったから僕らに勉強頑張ろうって言うのに、いつもつまらなさそうに仕事してるじゃん。勉強頑張った結果が、将来これかよ。」

ってね。

 

だから今回は僕の楽しさを優先させて広告を作った。

みんなに笑ってもらうためにも、僕が楽しまないとね。

(スベってるという意見には耳を塞ぎます。)

 

 

とはいえ、変な名前、変な看板、変な広告だけど、僕はあくまで中身で勝負する。

 

「変なところが多いけど、でもいい塾だね。変だけど(笑)」

そう言ってもらえるようにこれからも頑張りたい。

 

 

 

 

これを書いていたら、早速お問い合わせいただきました。

少なくとももう片面の文章の方は一生懸命書いただけに嬉しいです。

(顔写真の方だって一生懸命考えましたよ？)

この広告でまた素敵な出会いがありますように。

アディオス！

 

 

 

 

 

 

追伸

生徒の中には勉強机に飾って、常に僕に監視されながら勉強してる感覚を味わいたいというちょっとMっ気のある子がいました(笑)