前に生徒の学校の年間予定表をもらった。
これなのだが、見たところいたって普通の予定表である。運動会に定期考査、合唱コンクールなどの定番行事が当然のごとく書いてある。いつの時代も同じような感じだなと思いながら見ていると、転々と散りばめられた一つの言葉にどうしても目がいってしまう。
そう、ハイタッチ。
【ハイタッチとは、2人が互いの手のひらを顔や頭の高さで合わせ叩き合う動作。明るい挨拶や、自賛を他人に伝える場面、また称賛や祝勝を分かち合う仕草。ハイタと略される。(参照:wikipedia)】
「ハイタって略すんだ〜」とか思ったけど、そんなことはどうだっていい。ハイタッチ。いたって普通の言葉ではあるが、この言葉が何事もなく年間予定に溶け込んでいることが不思議でならない。それも月に一回ぐらいの頻度で現れるのである。何を意味するのか若干予想はついたが、気になったので聞いてみた。
「朝、門のところに生徒会の人が立っていて、ハイタッチするんです。それ以外でも廊下とかで会ったらハイタッチします。」
ふむふむ。朝の始まりにハイタッチとはなかなか清々しい朝を迎えられそうだな。僕らの中学校ではこんなのなかったし面白そうだ。廊下とかで会った時もふざけながらハイタッチとかしたら楽しそうだし。
塾でも、来たら必ず僕とハイタッチしなければならない「ハイタッチの日」なんてのを作っちゃおうかな。
「でも結構めんどくさいんですよね〜。」
、、、、よし、塾で「ハイタッチの日」はやめよう。
僕らしさを出しながらも、あくまで生徒のためになることを取り入れていきたいと改めて思ったのであった。