今日、僕の愛車(ママチャリ)の後輪がパンクしてしまった。。。
中学時代から頻繁にパンクを繰り返していた僕は、ある時、前後のタイヤ両方交換という衝撃の事実を突きつけられたタイミングで、自転車ごと買い換えることにした。今後のパンク代を考えたら、ちょっといいやつにして、パンクしにくいものにしようと決めていた。
そんなタイミングで見つけたのが、パンクしにくいタイヤである。(パンクしないタイヤは確かちょっと高かった気がする。)
「ああ、これこそ俺が求めていたものだ。。。」
そう感じ取った僕は、迷うことなくパンクしにくいタイヤの自転車に決めた。それから今日までのおよそ6年間、パンクしにくいタイヤは一度もパンクしなかった。
今日、あの瞬間までは『パンクしにくいタイヤ、パンク知らず説』が僕の中に確立されていた。
しかし、不測の自体というのは、その意味のごとく、予想打にしないタイミングで起こるものである。今日のポスティング中(まだやってました。笑)に、タイヤから聞こえるはずのない音が聞こえるではないか。
「ああ、なんだか聞き覚えのある音が聞こえるぞ。どこか懐かしいようなこの音。。。なんだろう、でも全然嬉しくないぞ。。。」
そんなことを思いながら後輪をみた。
ついに、ついにこの時が来たか。。。
パンクしにくいタイヤが、パンクする瞬間である。
僕の中での『パンクしにくいタイヤ、パンク知らず説』が崩れ落ちる音がした。
僕は泣く泣く塾の隣の自転車屋へ持って行った。
僕「すいませーん。これってパンクですよね?」
自転車屋のおっちゃん「いや、それはもうタイヤがダメになっとるよ。」
僕「(ん?タイヤがダメ?パンクでアウトってことか?)パンクってことですよね?」
自転車屋のおっちゃん「いやいやそうじゃなくて、摩耗でタイヤのチューブまでダメになっとるんよ。それはタイヤと中のチューブごと変えないかんよ。」
正直、他の人からしたら、パンクと大差ないだろうし、もはやパンクよりひどい自体が発生している。だが僕はなぜか勝ち誇った気分だった。
僕の中での『パンクしにくいタイヤ、パンク知らず説』が勝ったんだ。このタイヤは死ぬまでパンクせんかったんや。なんだろう。本来は悲しい出来事なのになんだか嬉しいぞ。
マイナスをプラスに変える能力を存分に発揮した1日であった。
追伸
でもやっぱり修理代4000円という思いがけない出費は悲しい。