昨日、更新するのを忘れていたので、今日代わりに更新したいと思う。
ツイッターで他の塾の先生の意見なんかをよく観察するのだが、先日、保護者を対象とした勉強会の記事を見た。その勉強会というのは、よくある進路指導説明会的なのではなく、純粋に、中学校の公民を学びませんか?という内容らしい。その募集をしてみたとのことだが、すぐに満席になったという。そういう話を聞くいて、やっぱり考えるのは、「人間って本来は学ぶことが好きな生き物なんだろうな。」ということだ。これは間違い無いと思う。
だが、世の中の子どもたちの大半は、勉強が嫌いだ。僕もそのうちの1人だったので、その気持ちは痛いほどわかる。今は「賢くなれるって嬉しい。」とか思いながら、勉強してるものの、昔は勉強は割としんどい修行に近いものだった。
そんな僕の話はどうでもよくて、ではなぜ、子どもたちは勉強が嫌いなのか。それは純粋に、勉強がやらされるものだからだと思う。他にも理由はあるだろうが、これは大きな理由では無いだろうか。
子どもたちの場合、いつもいつも試験が控えていて、すごく義務的に勉強をしなければならない。学校では先生に勉強をしろと言われ、家に帰ったら親に勉強しろと言われ、塾に行けば塾の先生に勉強しろと言われる。まあ、楽しくないだろう。
その証拠に、義務としての勉強の呪縛から解放された大人たちは、上で話したように、趣味としての勉強に取り組み出す。大人になって自主的に勉強を始める場合は、趣味になるので、生け花や料理の教室に通い始めるのと同じ感じなのだろう。
だが、それを子どもにも同じように適用できるかというと、それはなかなか難しいと思う。勉強が好きで得意な子は、勉強は新しい知識を身につけることができる、一種の趣味として落とし込むことができているのかもしれないが、全ての子がそうできるかというと、そんなにうまくはいかないと思う。やってればしんどい時だってあるし、受験に必要な教科すべてが自分の興味の対象とは限らない。
でも、目標を達成するには避けては通れないことだってある。
だからこそ僕は、少しでも勉強にやりがいを感じてもらえるように頑張りたいと思う。
今の子たちが、上のカテゴリーに進んだ時に、「ああ、あの時勉強頑張って良かったな。」なんて言葉が、自然と口から出てくるような環境づくりに尽力したい。
どうでもいいが、月に1回ぐらい大人のための中学数学講座とかあったら面白そうだなとか考えたり考えなかったり。