昨日の23時からの試合で、日本はポーランド相手に0−1と敗れはしたが、決勝トーナメント進出を決めた。ただ、今の世間を賑わせているのは、その進出したという事実よりも、昨日の試合の最後の10分間ほどの日本の戦い方についてだ。
話は試合終了10分前ほどのことになる。
日本は0−1でポーランド相手に負けていたのだが、同時刻に他会場で行われていたコロンビア対セネガル戦の試合が、そのままの状態で終われば日本の決勝トーナメント進出が決まるということもわかっていた。この時点で、日本と決勝トーナメント進出を争うセネガルとの差は、フェアプレーポイント(?)という、もらったイエローカードの枚数だけだった。この状況で日本のとる選択肢としては、大きく二つだ。
一つは、攻めて1点を取りにいくこと。引き分ければ確実に決勝トーナメント進出が決まる。この選択のデメリットとしては、カウンターをくらう可能性があることと、イエローカードをもらう危険性があることだ。
そして二つ目の選択肢は、自陣でパスを回し、時間が経つのを待つことだ。相手としては勝っている状況なので、無理にボールを追いかける必要はないため、スコアが動く危険性はほぼほぼない。デメリットとしては、セネガルがコロンビア相手に点をとったときに、日本の脱落が決まるということだ。完全にコロンビア任せの他力本願な選択ではある。
そこで西野監督のとった判断は、二つ目の選択肢である、自陣でパスを回し、時間が経つのを待つことだった。
この選択に関して賛否両論あるらしい。
賛成派の意見としては、決勝トーナメントに上がるという結果が重要なので、より確率の高い選択をするべきだという意見だ。
反対派は負けている状況なのになぜ攻めに行かないんだということである。他会場の結果次第という他力本願な試合運びでいいのかということである。
僕としては結果重視なので賛成派である。
だがこの議論に関しては、結果を求めるのかエンターテイメント性を求めるのかで意見が分かれると思う。
だから話し合ったところで解決しないだろう。結果として、主力をある程度温存することができ、決勝トーナメントにも進むことができたので良いではないか。
次のベルギー戦に期待だ!