• 福岡市東区香椎にある、小学生、中学生、高校生を対象とした進学塾

定期テスト対策(その2)

再来週から定期テストが始まる学校もあるので、今日はその定期テスト対策について前回の続きを書こうと思う。前回とか言いながら、僕自身も何を書いたかをいまいち覚えていなかった(というより、書いたことさえ記憶が怪しかった)ので、さっき少しカンニングをした上で書いている。

前回の内容が気になる方はこちら↓をどうぞ。

定期テスト対策(その1)

 

まあ、簡単に前回の内容をまとめると、以下の2点だ。

①定期テスト対策授業や定期テスト予想模試、ましてや過去問など絶対にしないということ。

②定期試験前はイレギュラーな時間割で、ひたすら自習をしてもらうということ。

 

今日はこれらについて、詳しく解説していきたいと思う。

 

定期テスト対策授業は絶対にしない

これは僕が大学生時代にアルバイトをしていた『すぎやまこだわりの一品&完全個別NiCO』でもそうだったし、僕が中学生当時通っていた塾でも同じだった。まあ、僕が中学生当時通っていた塾なんてのは、おばちゃんが自分の家でこじんまりやっていた塾なので、授業日以外は絶対に来るなと言われていたようなところだったのだが(笑)それに、僕の親より年上だったのに、おばちゃんというと露骨に不機嫌になるのでみんな気を遣っていた(笑)こういう話は話し出すと長くなるのでまたの機会に。

そんなこんなで、

「いや、定期テスト対策授業って何すんの?」

って感じだ。学校の定期テストの内容自体、そもそもそんなに難しくない。学校の先生が作るので、たまに平均点ががっつり下がるようなテストの時もあるが、一般的には、基本的な知識を問うような問題ばかりだ。言ってしまえば、公立高校の入試問題でさえ、レベル的にはそんなに高くない基本的な問題が多い。(最近は読解力を必要とする問題が多くなり、難化傾向にあるが。)

その学習内容に関して、初めて学ぶ訳でもない。一度学校で習っている。もっと言えば、塾に通っている子たちなんてのは、塾でもその内容を習っている。なんで同じ内容を3回も聞かされなければならない。いや、学校でちゃんと聞いていなかったんで。。。それは次の反省につなげてくれ。

それだけではない。定期テスト前の一週間ってのはすごく貴重な時間だ。それを全員をひとまとめにした授業で縛り付けるのは絶対に良くない。できないこと、覚えていないことをできるようにするために、覚えるために時間を使うべきだ。

とは言え、苦手なところをもう一度解説してくださいっていう要求は全然ありえることだと思う。でもそれは一人一人違うんじゃないかってことだ。僕はあくまで、全員をひとまとめにして授業をするのはおかしいと言っているだけだ。

 

過去問も持っていないし、予想問題も絶対に作らない

理由は単純だ。めんどくs…..子どもたちのためにならないからだ。

出そうなところ、担当の先生なら出しそうなところ、それらを僕らが予想してしまってはなんの意味もない。そりゃ、その方が結果は出るかもしれない。結果が出た方が僕らも子どもも親もハッピーだ。でも、僕はそれだと心にモヤモヤを抱えてしまうと思う。自分で勉強する力を失う生徒を作り出すとわかっていて、そんな指導法は続けられない。

実際、僕はそんな同級生を見てきた。僕の通っていた高校は、学区内ではトップだが、あくまで公立高校だ。公立入試で高得点を納めなければいけないとは言え、公立入試なら、頑張って出る確率が高いところを頭に叩き込んでいく勉強方法でなんとかどうにかなった。だが、高校に入ってからはそうはいかない。与えられ続けた勉強方法の限界が訪れるのだ。授業なんか当然のようについていけないので、テストなんてのはどれだけ赤点の数を減らせるかが勝負になってくるレベルだ。見ていてこっちまで心が痛くなる。

 

自転車で例えるのならば、僕らは自転車の乗り方を教えるコーチだ。自転車のルールや正しい使い方、乗り方、練習方法を教えた上で、あとは一人で乗れるようになるのを応援するだけだ。常に後ろから支え続けてはいけないし、絶対に補助輪になってはいけない。彼らが自力で乗れるようになるまで練習させて、最後は自信を持って送り出さねばならない。

 

僕らの定期テスト対策

ではテスト前に何もしないかというと、そういうことではない。ちゃんと対策はする。3週間前から告知をする。そこからは意識をテストに向けてもらい、テスト1週間前までは勉強に入る準備期間ということで、各教科のワーク解きや確認用のテスト作りなどをしてもらう。そして、テスト残り一週間になったら、本格的に勉強開始だ。その時に、しっかりと定着しているかどうかの確認はする。勉強方法が間違っていれば、そこで訂正する。ただ、基本は黙々と自習あるのみだ。拘束時間も通常授業よりはるかに長いので、勉強体力もつけてもらう。

 

ただ、ここで勘違いしてもらいたくないのは、時間が全てではないということだ。僕が中学生の時に、こんな友達がいた。

「昨日俺さ、塾で10時間勉強したぜ〜。いや〜、まじでしんどかった〜」

 

こんなの僕からしたら、「で?」って感じだ。大事なのは時間ではない。どれだけできるかだ。子どもたちには、そこは勘違いしないでもらいたい。

 

 

色々と長ったらしく書いたが、定期考査でも結果を出しながら、今後のための勉強方法も身につけてほしいということだ。入ったばっかの1年生や2年生なんかはうまく結果が出ないかもしれないが、そのうまくいかなかったことも次に生きるので、温かく見守りたい。(見守るとか言いながらかなり口出しはするが。)

 

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。