最近、みかみ先生(僕が高校生の時に、化学を教えてくれていた先生。そして僕が塾を始めるきっかけを与えてくれた。)がブログを再開された。高校生の時から読んでいたので、最近も毎日読んでいる。そんな今日の内容はこれ↓だった。
みかみ先生は、高校生の化学が超超超得意分野だ。僕も高校生の時はお世話になった。おかげさまでセンター試験も二次試験もどちらも9割以上の得点率を叩き出せた。本当に感謝している。今日のブログは、そんなみかみ先生が化学の道に進んだ理由を書かれている。
僕は今日のブログのネタに困っていたので、アイデアをちょこっとパクることにした。みかみ先生は、化学を仕事にしているが、僕は逃げ出した大学時代の専門分野から逃げ出した人間なので、本質的に違うのだが、この際そんなことどうでもいい。
僕は子どもたちに将来の夢を聞くくせに、自分が子どもの頃は将来の夢なんてなかった。幼稚園の頃に大工さんになりたいと言っていた時代が唯一将来の夢を持っていたのかもしれない。ちなみに大工になりたかった理由は、親に買ってもらった大工セットにハマっていたからだ。我ながら、幼稚園生らしい可愛い回答だと思う。
その後はなんだか成長して現実が見えてくるにつれて、ますます将来の夢なんて決められなかった。親に、
「あんたはやることはしっかりやるから公務員になった方がいいんじゃない?それに安定してるし。」
とだけは言われていたので、絶対に公務員にだけはなりたくなかった(笑)当時は公務員が何かさえわかっていなくて、コームイン?って感じだったし、公務員っていう職業があるのだろうぐらいに思っていた。だから公務員の仕事がいやでなりたかったんじゃなくて、単純に、親に言われた職業につくのが嫌だったのだ。
でも実際のところ他にやりたいことは特になかったので、とりあえず公務員っていつも書いていた。
そのまま高校に上がり、ついに大学受験の時を迎える。大学はすぐに決まったのだが、学部が決まらない。高校選びの時と違って、とりあえず普通科高校に行っとけばいいか、的なのは通用しない。ちゃんと選ばないといけなかった。
当時僕は理系だったので、九大の理系学部の中からやりたいことを探した。まあ、それまで18年間決められなかったやつが急に決めろって言われても難しいんだが。それで進路の決め方としてはどうかと思うが、消去法で決めた。しかも高校生当時の僕の少なすぎる知識での超アバウトな消去法だ。
医歯薬系:人様の命救うとか僕無理。
芸術工学部:家からキャンパスがめちゃくちゃ近い(徒歩10分)のがめちゃくちゃ理想的だったが、アートとかそういうのは無理。
農学部:なんか違うな。
理学部:研究職とか学校の先生ってタイプじゃないな。
そんなこんなで勝ち残った工学部に決めた。僕はエンジニアの卵になった。(孵化しなかったけど。笑)
そして次は学科選びだ。機械航空工学科に決めたのだが、表向きの理由は、
「機械系の学科は入ってからの選択肢が広いから。」
だが、本心はそうではなかった。機械航空工学科が工学部の中では一番偏差値が高かったので、
「一番賢いところのほうがかっこいいよな。モテるやんな。」
それだけだった。入学してからあまりの女子の少なさにめちゃくちゃ後悔することになるとは当時は知りもしなかったのだが。。。。
そして大学2年生になる時に、コース分けがされる。『機械コース』か『航空宇宙コース』のどちらかだ。表向きの理由でいけば、僕は迷わず選択肢の広い機械コースを選ぶはずだ。だが、航空宇宙コースの方が定員が少なく、倍率が高い。(後から聞けば年によって違うらしいが。)
僕は迷わず航空宇宙コースに進むことに決めた。
今、大学時代の勉強とは全然関係ないことをしているが、後悔は全くない。強いてあげるなら周りが男ばっかだったことだろう(笑)
人間、誰も先のことなんてわからないので、今を精一杯いきたい。