• 福岡市東区香椎にある、小学生、中学生、高校生を対象とした進学塾

ネットと教育

昨日は久しぶりに日付が変わる前(23時)に寝たこともあり、今朝は4時半に目が覚めた(笑)

しかも一切の眠気なしで本を一冊読破できたというめちゃくちゃ清々しい朝だ。

超早起きをすると、1日がすこぶる長く感じる。

3文の徳はなかったが、そんなの問題ではなかろう。

 

最近の投稿がインスタ関係の事やどうでもいい事ばかりで、そろそろ塾関連の話しろよとみんなが心のなかで思っているかもしれないので、今日はちょっと気合いを入れて書こうと思う。

 

そうは言いつつも、またインスタからの入りで申し訳ないのだが、インスタをやり始めたことで時代の流れの速さを感じる。

中学生がインスタをやっている事はなんとなく知っていたが、どの程度流行っているのかは知らなかった。

 

それで実際にインスタを本格的に始めて見たところ、インスタをしている中学生がうじゃうじゃ存在するではないか。

しかも今は自分の勉強の様子をライブ配信している子なんてのもいる。

インスタという荒波に飲み込まれることさえもなく、完全に時代においていかれてしまっている僕は、

「そんな動画、需要あんの?笑」

とも思ったが、意外と見ている人は多いみたいだ。(僕とか。)

自分の塾生であれば「そんな勉強の仕方やめい。」ってなるのだが、何よりも時代の変化に驚かされた。

 

聞けば今の時代は小学生でもインスタをやっているという。

それが原因で問題が発生することもあるとのことだ。

 

 

違いすぎる。。。。

僕の時と時代が違いすぎるぞ。。。。

 

僕が小学生の頃(およそ11年前)なんかは、ネットなんてパソコンでしか使う事はできなかった。

僕の家のパソコンは電源をつけてから立ち上がるまでに5分ぐらいかかっていたので、使おうと思って電源をつけても立ち上がるまでに興味をなくすなんてことがよくあった。

携帯なんかもちろんパカパカ式で、主な使用用途は電話とメールである。

 

中学生の時(およそ8年前)も携帯を持っている人の方が少数派で、多数派だった僕は公立高校に合格したら携帯を買ってくれるという約束で、頑張って勉強していた。

学校で友達がメールでの会話の内容を話しているのを聞いていると少し羨ましくも思ったが、持ってない人が周りに大勢いたため、そこまで苦痛ではなかった。

当時は、メールで気になる女の子と仲良くなれるのいいななんて思っていたこともあったが、今思えばオフラインの世界で仲良くなれない程度なら実際に付き合ってもうまく行かなかっただろう(笑)

 

そんな時代を経て、公立高校に合格した僕は約束通り携帯を買ってもらう。

ウキウキでソフトバンクに行き、僕が店員から紹介されたのはこれまで僕が見てきた携帯とは全くフォルムの違う携帯だった。

そう、スマートフォンの出現だ。

 

当時はよくわかっていなかったが、店員さんのいう『最新の〜』というフレーズに真っ先に食いついた。

こうして僕は初の携帯として、スマートフォンを手に入れた。

(余談だが、僕は入力の際はフリック入力しかできない。『え』と打つために『あ』を4回押す入力方法を身につけずして育ったタイプの人間だ。)

 

そこから僕の生きる世界は大きく変わった。

僕が高校に入学した時(7年前)は、SNSサイトとしてGREEが流行っていた。

同じ学校の同級生と、オフラインでは話したこともないのに、先にオンライン上で接触するという謎の関わりを覚えた。

当時流行っていたドリームナインというアプリに時間を溶かし、堕落した一年を送ったことも今となってはいい思い出だ。

 

友達とこんな話をしたのを覚えている。

「中学生の時に携帯持ってたら、高校受かってなかったよね。笑」

当時は携帯は勉強にとって、完全に『悪』だった。

 

そして高1の途中で、今でこそは僕らの生活の中に当たり前のものとして溶け込んでいるアプリ『LINE』と出会った。

そのスピード感やグループでの会話というのが面白く、しょうもないしりとりなんかで異常に盛り上がった(笑)

絶対にオフラインだったらしりとりなんかしないくせに、LINEだとなぜか楽しかったのを覚えている。

 

そこからLINEはどんどん広まり、やがてメールを圧倒していった。

高3の受験期に

「LINEがあったら勉強できないからアプリインストールしています。」

なんていってインストールしている人もいたが、心の内では、

「もはやメールの代わるアプリになっているんだから、消すなよ。わざわざメールで連絡するのめんどくさいだろ。」

とか思っていた。(いや、中がいい友達には直接言っていたか。笑)

 

それから、大学になって出会った友達のほとんどはメールアドレスを知らない。

もはや大学当時付き合っていた彼女のメールアドレスでさえ知らないレベルだ。

メールをほとんど見ないからと言って、アイコンに1000件以上の未開封メール表示がされている友達なんかも一定数存在した(笑)

(僕はだいたいメールやLINEは即レス(即レスポンス)か即ゴミ箱のどちらかなので、常時未読0状態だ。)

 

このたった7年ぐらいの間で僕の周りを取り巻くネット環境が大きく変わった。

7年でこれだけ変わったのだから、これからもまだまだ変わり続けるだろう。

それとともに、僕らはネットとの付き合い方も考えていかなければならないと思う。

 

ようやく長すぎる前フリからの本題だ。

今、ネットの普及に伴い僕が学生の時とは比べ物にならないほど良質なネット授業が拡散されている。

それらは塾の料金に比べてはるかに安く、中には無料のものだってある。

昔だったら、勉強中に携帯を見ていることは完全に悪だったのに、今ではスマフォで動画授業を見ながら勉強する子も普通にいる。

もはや昔の常識は通用しないことをまず受け入れなければならない。

 

そして、ネット授業により塾が潰れるかというと、それはないと思う。

僕らの役割は授業をすることだけではない。

 

いい授業だけで成績が上がるならば、ネット授業で全てが完結するかもしれない。

だが、現実そんなに甘くない。

授業だけで勝手に賢くなっていくのは一部の上位層だけだ。

その子たちに対しては、僕はいつも勝手に賢くなってくれてありがとう、と思っている。

それはもちろん放置しているという意味ではない。

言ったことを忠実に実行してくれているということだ。

 

同じ指示の出し方でも、それを僕が思い描く100でやってくる子と、80でやってくる子、50でやってくる子がいる。

もちろん僕の伝え方に関してはその都度反省しているが、それだけでなく、聞き手にも問題はあると思っている。

勝手に賢くなってくれる子達というのは、毎回要求に対して100で応えてくれる。

 

だがいまいち結果が振るわない子達というのは、そこに対する認識が甘いことが多い。

「先生はこう言ってたけど、まあこれぐらいでいっか。」

、、、よくないんじゃボケーといった感じである。

これに関しては顔をつき合わせて勉強しないと直せない、現状のネットの限界だと思っている。

 

とはいえ、ネットにはネットでいいところがあるのも事実だ。

動画の取り直しや全国への配信、自宅学習が可能になることなど多々ある。

それらはリアルの学習塾ではできないことである。

当たり前だが、それぞれが長所と短所を持っている。

 

これからの時代、どっちが勝つとかどっちが無くなるとか、そんな話ではないと思う。

両方をうまく融合させ、上手に使い分けられるようになった時、いい答えが導き出せるのではないだろうか。

 

僕の強みの一つは若いことだ。

インスタの件ではすっかり時代遅れ感を丸出しにしてしまったが、新しいことに対して抵抗なく受け入れることができる。

いい意味で塾業界の常識にも染まっていないので、柔軟に受け入れることができる。

ネットという未知の領域に対してまだまだ模索段階だが、子どもたちにとって、より良い答えを導いていきたい。

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