さて昨日の続きだ。
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忘年会でのトランプ対決が決まってから、準備を始める。
僕はとりあえず形から入る男なので、まずはトランプを買うところからだ。
ネットで調べて、世界で一番売れているトランプことトランプマジックの名作中の名作である『バイスクル』を購入。
定価600円ぐらいの高級トランプだけあって、手にしただけでなんだかマジックができるような気がしてくる。
(そんなわけないのだが)
そして時間を忘れて練習に励む。
年末から研究室が忙しくなり、バイト先では冬期特訓も始まる中、僕は寝る間を惜しんで練習に励んだ。
23時前に帰宅し、そこから晩御飯を掻き込み、その勢いのまま風呂を済ませ、すぐにトランプ練習にはいる。
動画を巻き戻しては実践、巻き戻しては実践を繰り返し、トランプがボロボロになるまで練習した。
普段ほとんど話さない弟に何度マジックを披露したことだろう。
研究室の友達には、その友達までマジックを覚えてしまうほどに披露した(笑)
飯を食う時はマジック動画でインプット、休憩時間には覚えたものをすぐさまアウトプット。
常に2個以上のトランプを携帯していたぐらいだ。
狂ったほどにトランプにマジックにのめり込み、練習を重ねた僕は、いよいよ本番を迎えた。
これまでやれる限りは尽くした。
授業の合間に大勢の前での演技練習もかねて生徒たちにも披露した。
『勝負は準備の段階で決まっている』
と言われるが、僕の準備は完璧だった。
ところがだ。
忘年会が始まっても全然落ち着かない。
常にマジックのことが頭にちらつく。
大人に見られることはあったが、大勢の大人に見られることは初めてだ。
僕の頭の中はネタが飛ばないかどうかという不安で埋め尽くされていた。
ソワッソワ、ソワッソワしている。
落ち着かないなんてもんじゃない。
もはや今食べている飯の味さえわからない(笑)
それにアルコールが入った状態でマジックなんてしたことなかったし、そんな想定もしていなかった。(前々からわかっていたんだけど笑)
もう、ビールの進むこと、進むこと。
そしてようやくマジックの時間となる。
それまでは長机を挟んで6人6人ずつぐらいで座っていたところ、僕と、一緒にマジックをする社員さんの2人以外が長机の反対側に座るという、長机を挟んで2人10人という謎のフォーメーションでマジックをすることに。
ただただ手の震えが止まらない。
アルコールの飲み過ぎでついに体にガタがきたか!?
いやいやこの時ばかりは緊張で。
さあいよいよ演技開始!
、、、といきたいところだが、もうすぐ授業が始まるので、今日はここまで(笑)
授業納め(仕事納めではない)まであと3日間。
鬼畜の32コマという3日間に恐ろしくてビビりまくっているが、僕なら余裕なので、頑張りたいと思う。
では、続きはまた明日。