根性系や気合い系のしょうもない勝負は、とことんやれるところまでやるのが僕の信条なのだが、これまでに僕が二度もボロ負けした相手がいる。
一度目の敗戦から学び、二度目の勝負では戦い方を変えて挑んだのだが、それでも僕は手も足も出なかった。
二度目の負けの直後に「こいつにはもう勝てない。今後はもう二度と勝負をしない。」と心に決めるほど、その相手には歯が立たなかった。
僕が大敗を喫した気になるその相手は、
『激辛ソーセージ』だ。
(南区大橋にある自由鳥という居酒屋のメニュー。)
え?と思われた方もいるかもしれないが、僕はこの相手に二度も大敗を喫した。
はじめに言っておくと、僕は比較的辛いものは好きだ。
ココイチの10辛も完食したことはあるし、坦々麺の店とかで一番辛いのを調子に乗って頼んでも食い切れる。
だがあれは辛いなんてものじゃない。
まず、見た目がやばい。
ここで一度、めちゃくちゃ辛い食べ物を想像してほしい。
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おそらくほとんどの方がものすごい赤さの食べ物を想像しただろう。
その激辛ソーセージは赤いなんてもんじゃない。
黒いのだ。
もう一度言おう。
黒いのだ。
思い出すだけでも寒気がしてきた。
そして臭い。
唐辛子とかデスソースとかの臭いでさえない。
薬品のような臭いがする。
デスソース以上に死に近い臭いだ。
食べたことがある人にはわかるが、本当に唇に触れるだけで唇が腫れるし、腹の中に入ればどこにあるかが常に確認できるレベルでお腹が悲鳴をあげている。
体から出てくるときでさえ、肛門を痛めつけまくる。
油断すれば体が拒絶反応を起こしてすぐにリバースするレベルだ。
思い出すだけで冷や汗が止まらない。。。
そんな僕が初めてその『激辛ソーセージ』に挑戦したのは、今から約3年前のことだ。
男である以上、
「『激辛ソーセージ』食べきったら無料、サービスでアイスプレゼント。(食べきれなかったら1000円)」
みたいな文章を見たらどうしても挑戦したくなってしまう。
「激辛系チャレンジなら大食いとかと違って胃のキャパの問題もなく、耐えるだけだし、いけるだろう。」
これがその時の僕の気持ちだ。
目の前にきた時は少しやばい感じがしたが、それを味わいながら食べることに。
、、、なんなんだこれは。。。。。。
勝手に涙が出てくるではないか。。。。。。。
僕は顔を真っ赤にして唇を腫らし、30分ほどトイレにこもった(笑)
(口の中を冷却するため。)
食べきれた量、およそ1/5。
その時に、ソーセージに触れた人の手が火傷気味になっていたから、相当やばいやつだったのだろう。
でも僕はきっとバカなんだ。
それから2年の月日が経ち、もう一度挑戦した(笑)
「あの時はゆっくり食べ過ぎた。一気に食べてしまえばきっといける。」
これが浅はかすぎる僕の考えだった。
なんとか1/2を食べきり、案の定、死亡する。
僕はまたしてもトイレに30分こもった(笑)
そしてもう二度と食べないことを誓ったのであった。
思い出すだけで蕁麻疹が出てきそうだ。
辛さは根性でどうにかなるものと思っていたが、どうやら体が受け付けないこともあるらしい。
だからこれは体質的に無理な戦いだったのかもしれない。
P.S.
僕は辛いもの好きは名乗り続けるが、得意というのはやめました。
「辛いものは好きだけど、そんなに辛いものには強くないよ。」
こう言い続けます。
辛さに自信がある人、とにかく根性がある人。
どなたか僕の仇をうってきてください。