ほとんどの人が承認欲求だとかなんとかの類は備えているはずなので、負けず嫌いであるに違いない。
最近は、新中3生の中にそれが見え隠れしてきた。
新中3生に対して、この夏までにクリアしなければならない課題を出している。
社会では20個近くの小テストを合格しなければならない。
それを週に1時間設けてある受験勉強の時間を中心に少しずつクリアしていってもらう予定だったのだが、僕の予想よりもはるかにペースがいい。
もちろん、まだまだ全員がハイスピードでできているわけではないが、その時点で一番を取っている子に負けたくないが故に、みんなが猛烈なスピードで追い上げを見せている感じだ。
授業が終わってからも、
「先生、あと一回だけテスト受けてもいいですか??」
「先生、今日は何時までならいいですか???」
「〇〇に負けてるのは悔しいんで、私もテスト合格するまで残っていいですか???」
みたいな声が最近ちらほら聞こえ出した。
僕から「残って勉強してもいいよ」なんてことは一言も言っていない。
頑張ってる友達を見て、その子に負けじと頑張る子がいる。
そしてその負けじと頑張る子の姿を見て、また頑張り出す子がいる。
誰にだって、負けず嫌いの素質はあるんだ。
それを表に出すか出さないかの違いだ。
子どもたちの負けず嫌いな一面をゴリゴリ引き出しながら、自分たちの力で賢くなってもらいたい。