マレーシアの移動手段で結構衝撃的だったのがGrab。
ちなみにこのGrabはUberと並ぶ配車アプリである。
GPSと連動していて、利用者が指定した場所まで、近くの登録されているドライバーが迎えに来てくれる。
そして乗り込んだら、事前にアプリで指定した場所まで連れて行ってくれるという非常に便利なシステムだ。
タクシーで良いじゃんと思うかもしれないが、実際に使ってみるとかなり便利だった。
以下、良かった点と悪かった点。
○良かった点
・料金が予約の時点で決まっている
発展途上国だとメーターを使ってくれないタクシーが多いので、いちいち乗る前に値段交渉をしなければならない。
でもGrabの場合は予約の時点で値段が決まるのでストレスフリー。
値段交渉も旅行の醍醐味だという人もいるが、あんなの何回も続けばストレスでしかない。
しかも事前にクレジットカードを登録しておけば、その場で現金やカードを出す必要もないのでスムーズに下車できる。
・運転手の評価制度がある
質の低いドライバーが淘汰されるシステムになっている。
本来は乗らなければタクシードライバーの質なんてわからないが、Grabではその悩みが解消される。
ちなみに、乗り手も評価されているらしい。
○悪かった点
・たまに予約をブッチされる
ドライバーが確定してから、迎えに来てくれるまで待つのだが、確定してからブッチして来るドライバーが一定数存在する。
これ本当に迷惑。
過去にはあと4分で現地に着くと言われておきながら結局裏切られて2時間待ったことがある人もいるらしい。
まあでも総合的に見ても便利なシステムであることは間違いない。
じゃあこれを日本で普及させることができるかというと、そうはいかない。
二種免許などを含め、日本のタクシーは国に守られている。
それにいろんな手続き含めお堅い国日本では、良いものをすぐにとりいれましょうってのも無理な話だ。
発展途上国は先進国が辿って来た歴史を知ることで未来を知ることができるし、良いものをすぐに取り入れて、成長の過程をすっ飛ばせるだけの柔軟さがある。
これこそが発展途上国の強みだろう。
僕も塾業界から見たら、圧倒的に発展途上側だ。
いろんな塾の発展の歴史を見ているので、子どもたちのためになる良いものはできるだけ取り入れていきたい。
柔軟性こそが小さな塾の強みだ。