『共学にするべきか、はたまた男子校(女子校)にすべきか。』
多くの受験生がぶつかる、この、答えのない永遠のテーマについて今日は真剣に考えてみたいと思う。
今朝、ツイッターを見ているとこんなツイートが流れてきた。
【各学部男子を落とすセリフ】
法学部:「罪な女の私を裁いて」
文学部:「月が綺麗ね」
教育学部:「私に教えて♡」
医学部:「私で人体実験して♡」
経済・商学部:「うぇーいww」
理学部:「おはよう!」
工学部:「おはよう!」
農学部:「おはよう!」
理工学部:「おはよう!」
いやいや、おいおいちょっと待て。
医学部を除く理系学部への対応がちょっと雑すぎやしませんか??
「おはよう!」
この一言で理系男子がそんなに簡単に落ちるとでも?
理系男子をナメてるのか??
俺たちをなんだと思っている。
この際だからはっきりと言わせてもらおう。
たぶん落ちる。
高校時代から工学部には女子が少ないと聞いていた。
だが、根は真面目な墨少年はそんな男女比なんかで大学を決めるわけがない。
それに、
「いくら男女比やばいとは言っても、ある程度は女子いるっしょ。」
そんな甘い気持ちで工学部に決めた。
晴れて志望校の志望学部に合格した僕は、淡い期待と少しの下心を胸に入学式へ。
入学式では学部・学科関係なく、座らされたため周りには大勢の女子がいた。
それが自分と同じ学部かどうかもわかっていないのに、僕は期待で胸と鼻の穴を膨らましていた。
そして入学式を終え、僕らは同じ学部ごとに一つの教室に集められる。
ここらあたりから少しずつ胸騒ぎがする。
ドキがムネムネするのだ。
同じ学部の先輩が色々と説明をしてくれるのだが、始まる前に真剣な顔で僕らの名簿を眺めている。
一通り眺めた後にその先輩から衝撃の一言。
「じょ、じょ、女子が多い。。。
お前たちは奇跡の世代だっ、、、、!」
教室中にどよめきが起こる。
まだ隣のやつの顔さえわからない中、謎の共感が生まれ、今日初めて会ったばかりの男たちと喜びを分かち合う。
「うおーーーー!
俺はついている!
大学も受かって、(女子が多い)奇跡の世代!
ノリにノリまくってるぜーーーーーー!
明日からパラダイスだーーー!」
僕は完全に舞い上がっていた。
蝶のようにヒラヒr…….。
地球は僕中心で回っていると思っていた。
もはや僕が地球を回していると思っていた。(ちょっと何言っているかわかんない。)
だがそんな喜びもつかの間。
興奮冷めやらぬ僕らに対して、先輩はこう言い放ったのだ。
「まあ、多いって言っても180人中7人だけどな。」
僕は目の前が真っ暗になった。
僕の目の前を、そして将来を照らしていたはずの、バラ色の大学生活という名の明かりが消えたのであった。
とまあそんな感じで僕は男女比が96:4の環境で大学生活を送った。
こんな文章を書くと、僕の大学生活が全然充実していなかったように聞こえるかもしれない。
はっきり言おう。
めちゃめちゃ楽しかった。
『共学にするべきか、はたまた男子校(女子校)にすべきか。』
最初に掲げたテーマについての僕の結論を言おう。
「そんなのどっちでもいい。
好きにせい。」
自分が入りたいと思って一生懸命勉強して入った学校なら、そんなのどこでも最高だ。
受験勉強を頑張って頑張って頑張って、自分が行く学校をスペシャルなものにできるかどうかにかかっている。
今から受験勉強を頑張って、君の志望校を君だけのスペシャルな学校にしてほしい。
今日は気合いを入れて、書いた。
これにて終了だ!
※この物語は僕の怪しい記憶を元に、多少の誇張表現を加えながら書いています。
一部事実と異なる箇所があるかもしれませんが、ご了承ください。