今回のベトナム旅行で、僕は一度日本人宿を訪ねた。
これまでに海外のゲストハウスや日本人寺に泊まったことはあるが、日本人向けのゲストハウスは初めての体験だった。
ちなみに日本人宿に行く前の僕のイメージ。
・大学生旅行者がたくさんいる。
・僕と年齢層が近いようなバックパッカーがいる。
・夜は若者たちがみんなで情報交換をしながら飲んでいる。
・なんだか楽しそう。
まあざっとこんな感じ。
実際、ホームページに掲載されている写真も僕のイメージ通りの写真ばかりだった。
「変わった人たちから、どんな面白い話が聞けるのだろうか。」
僕は期待に胸を膨らませながら乗り込んだ。
ところがだ。
その日の宿泊客は3人だけ。
そのうちの2人は40代後半のおじさん。(もう1人は会ってない。)
どちらも、旅行を楽しんでますって感じよりは、どうにか日本から逃げてますって感じの風貌。
楽しくワイワイどころか、怪しさしかない。
不気味の一言に尽きる。
一緒に行動した僕ら3人も、周りから見れば少し怪しい組み合わせに見えるので、あんまり人のことは言えないが。
今回の旅行で、日本人宿が必ずしも安住の地ではないということがわかった。
海外で困ったら日本人宿に駆け込めってわけにもいかないなぁ。
僕はまた賢くなったのであった。