明日は国公立の二次試験だ。
6年前の今日、僕もギリギリまで成績をあげようと粘っていたのが懐かしい。
僕は本番で大コケしたので、家に帰ってから自分のあまりの情けなさに1人で泣いた。
できなかった悔しさよりも得点できたはずなのにそれを出し切れなかったことがとてつもなくはがゆかった。
辛かった。
明日は僕の化学の授業を受けてくれていた子たちも試験である。
受験会場がある地域に無事についたかなぁとか、コロナが流行ってるからちゃんと予防して行ったかなとか色々心配になるが、どっしり構えて待っておこう。
今年の生徒とは、彼らが中1だった頃からの付き合いなので、なんだか不思議な感覚になる。
思い返せば6年前。
高校を卒業したばかりの僕は、卒業後の3月からすぐにアルバイトを始めた。
なにせ携帯代やらなんやらを稼がないといけなかったので。笑
そしてその4月から僕は中1の数学の授業を担当することになった。
高校を出たばかりのペーペーだったが、ペーペーはペーペーなりに一生懸命に教えた。
その時にニコニコの笑顔でいつも楽しそうに授業を受けてくれていたのが、今の彼らだ。
当時は小学生が中学校の制服に着られてる感じで可愛かったなぁ(笑)
そしてその時の子達が、明日は大学入試にのぞもうとしている。
これから塾の先生を続けていく限り、そういう風に1人の子と長く付き合っていくことは増えるのだろうけど、なにせ初めてなもんで、嬉しいことだなぁ。
あれから6年が経って、体も態度もそれはそれは大きくなったけど、やっぱりなんだかんだ可愛いんだよ。
頑張りを近くで、長いこと見てきたからこそ、うまくいってほしいと思うし、それ以上に試験で持てる力を全て出し切ってきて欲しいと思う。
一生懸命に頑張った彼らの未来はきっと明るい。
明日、明後日。
みんなが全力を出し切れますように。