たまにうちの月謝が安いという話をされる。
というか結構言われるので、周辺の相場からしたら安いのだろう。
時には「先生、もっと月謝あげてください」なんて言われることもあるから、俺はどんだけ恵まれてんだよ。
今日は、そんな月謝の話。
(保護者、読者の中には、高いと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、今日は安いという仮定のもとブログを書かせていただきます。)
塾の月謝問題。
確かにこれは難しい。
他の塾のホームページとか見ても、月謝わからないところ多いからね。
資料取り寄せたこともあったけど、半分以上の塾がその資料見てもわからなかったからね。
知りたきゃ実際に塾に来いと。
なんで隠すの?と思ったけども、その話は今日の主旨とは違うので、また今度。
その後ひたすら資料請求した塾から電話がかかってきた時、鬱陶しすぎたからうちは勧誘の電話は絶対にやめようと決めたのも、今日の主旨から逸れるのでまた今度。
いいサービスを提供して、それに見合ったお金をもらう。
確かに理にかなっているし、間違いないことだろう。
でも1つだけいつも引っかかる。
僕の家は超極貧ってほどではなかったけど、決して裕福とは言えなかった。
大学の友達とかの親の話を聞けば、みんなそこそこいい家庭出身なので、よく勘違いされるんだけど、全然そんなことはない。
家も狭いので、テレビの音がガンガン聞こえるような状態で、早々に勉強を諦めて寝る弟を横目に勉強していた。
家系が優秀なのかと聞かれることもあるけど、姉がうちの家系で初めて大学に通ったような感じなので、優秀な家系でもないのだよ。
「とにかくあんたたちはしっかり勉強して、いい高校、いい大学に入って、いい職につきなさい。」
こればっかり言われて育ってきた。
まあ、僕の場合は金魚の水槽に頭突っ込んだり、飴玉を喉に詰まらせて死にかけたり、とにかくぼーっとしてたりで意味わかんなかったから、小さい時とかはそんなに期待されてなかったらしいんだけど。笑
それでも親の教えの通り、教育にはお金をかけてもらえたから、今の僕があるわけだ。
親の稼ぎもこの前発覚したのだが、決して多いとは言えない額の中から、教育費を捻出してくれたから、今の僕があるわけだ。
これも話はそれちゃうんだけど、だからこそ塾でテキトーなことをする子がいたら、怒るんだよ。
その塾代で家族で美味しいものが食べに行けるだろうに、それ我慢して将来のために当ててくれてんだから、しっかり勉強せい。
そのありがたみがわからないで塾でテキトーなことされたりとか、誤魔化しをされたら、そりゃ怒りがこみ上げるよね。
なんかそういうのを思った時に、サービスに対して正当な料金だとは頭ではわかっていたとしても、心が痛むんだよね。
この値上げで、中学生の時の僕んちは少し苦しくなっちゃうんじゃないだろうかって。
いいサービスを提供して、その対価をいただいて、しっかりと利益を出す。
だから必要だと判断した時、それだけの価値を提供していると考えた時には、僕は値上げもする。
それでもお金を払う側も、いただく側もどちらもが幸せになれるような料金設定じゃないといけないよね。
難しいもんだぜ。
いつそうなるかはわからないけど、これから値上げすることもあるだろう。
値上げしたその料金が適正だと自信持って言えたとしても、胸が痛む感覚は忘れないでいたいなぁ。