2年半前、塾を作ってからの2ヶ月間、生徒は1人だった。
大学卒業目前の時期に慌てて塾を始めることを決意して、物件とかも急いで探したもんだから、結局広告は開校に全然間に合わず。
当時中3の女の子が教室に1人だけだった。
大学時代のアルバイト時代に縁のあった子が、たまたま香椎の方に引っ越してきていたので、その繋がりで入ってくださったんだよなぁ。
その子が部活で遅れて来る時は、そもそも生徒がその子しかいないから必然的に授業自体が始まらないっていう意味わからない現象起きてたなぁ。笑
確かその時は机も6個しかなかったかな。
10個ほどいただいた机をパーテーションで6個ほど仕切って置いて、壁には幅90センチぐらいのホワイトボードを2つ繋げて掛けて授業。
食器洗い用のスポンジで消して、小さなホワイトボードにその子1人を相手に授業をしてた。
食器洗い用のスポンジを使ってるのは今もか。笑
あの頃はまだコピー機がなかったから、近くのローソンまでコピーしに行ってたんだった。
そういや初年度は入学式の日に香椎第一中学校の前でビラ配りしたから、コピー機に千円以上も費やしたんだった。
一件も問い合わせが来ない苦い過去もあったなぁ。笑
まあ何が言いたいかというと、その頃は中3生1人だったので、週に3回しか授業がなかった。
看板の絵書いたり、広告書いたり、ホームページ作ったり、何かとすることはあったけど、どう生徒を増やせばいいものかと考える時間は存分にあったわけだ。
それから最初の広告でありがたいことに10人ぐらい入ってくれて、なんとか生きていけそうな気がしたのを今でも覚えている。笑
まあ僕の場合はカップ麺とか好きだったから、不健康ではあるけど、それほど食には困らなかった。
(今でも定期的に食べてしまう。)
それに生徒がいない時代があったからこそ、通ってくれることがありがたいし、目の前に生徒がいることが当たり前ではないということを感じながら授業をすることができる。
今の僕があるのも通ってくれている子達、そして何より通わせてくださる保護者の方達のおかげだ。
おかげさまで忙しい日々を送らせてもらっている。
ありがたやありがたや。
だけど今回のVRやらなんやらの一連のことで考えるのは、僕が忙しいという現状が決していい面ばかりではないということだ。
これが正しいのかどうかはよくわかっていないが、僕の感覚的には、今の状況ってのは1年前とか数ヶ月前の僕が作り出した状況だと感じている。
過去の僕が費やした時間やお金のバックが、今返ってきているイメージだ。
だから今の僕は、数ヶ月後、数年後の僕を作るために働いていると言っても過言ではないだろう。
もっと先を見た方がいいのかもしれない。
10年後とか20年後とか。
そう考えると、僕が今目の前のことに精一杯になっている今の状況って、どうなんだろうか。
目の前のことに全力であたることが未来を作るというのも、確かな事実だろうけど、もっと先を見て考えなきゃいけないこともあるような気がする。
今、ここをとことん全力で生きながら、隙間時間を作って将来のこともゆっくり考えられるようにしないといけないなぁ。
そういう意味で、僕は暇でなければならないのだろうか。
汗水垂らして働きながら、脳みそにも汗かいて生きていきたい。
ふとそんなことを考えたコーヒーブレイクなのであった。
(暇そうにしてるやんけ!)