俺は受験プランナーのスミス。
香椎地域の高校生のみんな、こんにちは。
大人気連載シリーズの第5回は、みんなが大好き(?)な数学の勉強の仕方についてだ。
みんな知っている通り、数学は非常に時間のかかる教科だ。
早いうちから取りかかりたいところだ。
ぼんやりといい大学に行きたいと考えている高1・高2生は今のうちから取りこぼしなく頑張りたいところだね。
私立文系に決めている人は、数学がいらないのであれば早めに捨てよう。
私立文系でも数学が得意だという人は、社会でなく数学をとるのもいいかもしれない。
それでは数学の勉強方法にいってみよう。
結論から言おう。
「とにかく引き出しを増やせ。
そして引き出す練習をしろ。」
いろんな高校で採用されている黄色や青のチャートでいいだろう。
まずは時計マーク(?)3つぐらいまでの基礎的な問題から、すぐに解法が出てくるように演習を積め。
この段階であまりに問題集が進まないようなら、思い切ってレベルを下げることをオススメする。
その際に注意しなければならないのが、解法の丸暗記をして、できた気になるのだけは避けろ。
この引き出しを増やす作業の後には、引き出す練習が待っている。
引き出しを増やす段階から、引き出すイメージを持ちながら勉強するのだ。
具体的には「なぜその発想に至ったのか」、「なぜその公式を使ったのか」の部分に意識を向けることが重要である。
数学の問題を大きく2つに分けるのであれば「見たことがある問題」と「見たことがない問題」とに分けられる。
「見たことがある問題」が解けるのは当たり前のことで、「見たことがない問題」をいかにして解けるようになるかが合否を分ける。
「見たことがない問題」に立ち向かうためにも、引き出す際のイメージを持って引き出しを増やしていこう。
引き出しが十分に備わった人は次のフェーズに移ろう。
青チャートの応用問題や、入試問題などなど。
難しい問題を解くのは、山登りのイメージだ。
目の前に登りたい山があるとしよう。
いくつかのルートが用意されている。
ただし、そのルートはどれがゴールに辿り着くのかはわからない。
きっとああでもない、こうでもないと試行錯誤しながらゴールに辿り着くルートを探すと思うんだよね。
「このルートで、なんとか山の中腹まで辿り着くことができた。
さて、ここからどうやって山頂まで向かおうか。」
数学の問題も同じような感じだ。
自分の引き出しの中から、ああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら解を導き出すのである。
時間はかかるけど、この過程が一番力がつく。
引き出しが十分に蓄えられた人は、実際に点数を取る訓練をしていこう。
俺は生徒から好きな教科を聞かれたら、数学と答えている。
過去には物理や化学と答えていた時もあったかもしれないが、今日から数学一択でいく。
練習しておこう。
生徒「先生の好きな教科は何ですか?」
俺「体育だ。」
よし、これで完璧(?)
俺は数学が中学生ぐらいの頃から好きだった。
ずっと得意科目だと思っていた。
しかし、真実を打ち明けよう。
大学入試の二次試験でもっとも得点率が低かった。
高校時代に数学ができると思っていた俺は、どうやら数学がそんなにできなかったらしい。
今思い返せば、当時は引き出しが圧倒的に少なかった。
先生になった今、しっかりとした引き出しができ、ようやく数学が得意だと胸を張って言えるようになった。
だから数学に不安を抱えている子達もきっと大丈夫。
頑張れ。
もっと細かく知りたい場合は、墨までご連絡を。