今日はリスクの話だ。
僕は子どもの頃から、親にはずっとこう言われて育ってきた。
「あんたは真面目だから、公務員になりなさい。」
親にこう言われ続けたこともあって、僕は絶対に公務員にはなるもんかと思って育った。
何度も言うが、公務員の仕事自体を否定しているわけではなく、ただただ親の言う通りになりたくなかったというだけだ。
一生懸命、人のためを思って働いている人たちは、どんな仕事であれ、みんな素晴らしいと思っている。
まあ、真面目にやってきたはずの僕がなぜか世間的には不良の道を歩んで、やたらと問題ばかり起こしてきたうちの弟が公務員になる未来を誰が想像できただろうか。笑
そういう話はまたおいおい。
小さい頃からそうやって言われて育ってきたわけだけど、僕が親の想像よりも勉強ができる子に育ったことで、途中から言われることも変わったわけだ。
「あんたは安定した大企業に入って、しっかり稼ぐんよ!」
みたいな感じに。笑
家庭環境的に決して裕福ではなかったので、贅沢はするなというか、贅沢はできないみたいな感じで育てられた。
子どもたちの誕生日プレゼントやらの話やらを聞いていると羨ましく思うこともあるけど、僕は今から稼げるようになれば問題ないなってことで自己解決している。笑
そういうのもあって、親の言い分はわかるなぁと思いながらも、子どもながらに親の言うことに素直に従ってたまるものかという反骨心で、期待を裏切りたかったんだろう。笑
自分たちの贅沢を堪えて、教育に対して投資をしてくれたこと、考える頭を授けてもらったことに感謝をしてはいるけど、僕の人生は僕の人生なので、この先をどう生きるかはまた別の話。
そんなこんなで「俺はエンジニアになる」と息巻いて大学に入学した。
冗談半分で「俺はエンジニアの卵だ」なんて言ってた時期もあったなぁ。笑
で、大学時代に色々考えて、僕はエンジニアになることをやめることに決めた。
これも勘違いしないでほしいが、エンジニア批判をするわけではなく、ただ僕には違うと思っただけ。
その際もやっぱり言われるわけよ。
「せっかく九大の工学部に入ったのに〜。」って。
僕も最初はそうなのかなぁって思ってたけど、この言葉を聞いて吹っ切れた。
「大学の新卒ブランドなんてせいぜい20代まで。それから先で大学を自慢しているようなら終わり。30代以降は自分が何ができるのかで評価が決まる。出身大学以外自慢することがない人が出身大学の自慢するんだよ。」
この言葉を聞いて大学の新卒ブランドが〜とか思ってた自分がバカバカしくなって、今に至った感じだ。
就活の段階で、大学ブランドを存分に利用するという手もあったのだろうけど、塾作る方が体力もパワーもいるので、最初にそっちから利用することにした。
失敗するつもりはさらさらないが、たとえ失敗したとしても、また1からやり直せばいいと思っている。
たとえ生徒が0人になったとしても、塾を作ったばかりの一番最初の状況に戻るだけなので、もはやそんな大きな問題でもないような気がする。
また頑張ったらいいじゃん。
いや、生徒0人って状況はきっとなんかやらかしてしまったんだろうから、それは問題だな。笑
別に全ての子ども達に起業しろだの、自分で仕事始めろだのとは言わないけど、リスク背負って頑張りたいという子どもが出てきた時に、「やってみいや」って言って背中押せるようになろう。
一応言っておくと、大学ブランドってのはあるに越したことはないので、一生懸命がんばろうぜい。
大学ブランドもそうだけど、それ以上に人との出会いの部分が大きいからね。
では、今日も張り切っていきましょう。