「先生、世界史100点取るんで帰っていいですか?」
真剣な面持ちで高1の彼は僕の前に立ち、このセリフを言った。
かっこいいではないか。
やる気がビンビン伝わってくる。
かつてこのような生徒がいただろうか。
100点取るんで帰っていいですか?って。
聞いたことある?
勉強から帰る理由が1週間後のテストで100点取るんでだなんて。
かっこよ過ぎひん?
そんな熱き問いかけに対する僕の答えはもちろんこうだ。
「え?ダメ(笑)」
そんな約束しようものなら世界史ばかり頑張られてしまうかもしれないので、おまけとして数学もつけておいた。
数学×2と世界史。
彼は100点が取れなかった教科×2週間、毎日塾にくるらしい。
その約束のもと、彼は颯爽と家に帰っていった。
これで本当に全部100点とったらかっちょええなぁ。
惚れてまうやろー!
昨日、今日と高校生達が勉強しにてきている。
その中に中学生はいない。
塾ができて以来、初の高校生のみの自習空間というのは、なんとも言えない嬉しさがあるねぇ。
高校生1人だけが塾にきてますとかならこれまでもあったけど、ちょっと増えて今ぐらいの人数で、高校生だけがってのはこれまでになかったので、新鮮でいいねぇ。
まあ、まだ中学生気分が抜けきってない高校生がちらほらいるけど。笑
まだ高校生全体で10人ちょっとしかいないけど、中学生の時から通ってくれている子と高校になって新たに通い出してくれたことで半々ぐらい。
嬉しいなぁ。
中学生はまだまだ子どもと大人の中間地点、どちらかと言えば子どもよりって感じだけど、高校生ぐらいになると、もう大人の仲間入りだ。
雰囲気がガラッと変わる。
自習中にソワソワする子もいなければ、しきりに時計に目をやりまくる子もいない。
みんなが集中モードで目の前の1問1問に向き合っている。
いいねぇ。
いい感じだねぇ。
今年から本格始動したばかりの高校部だが、彼らとともに一気に力をつけていこうと思う。
前向いて気張ってこー!!
ということで今日もがんばりまーす。