ないものねだり

さあ日曜日が終わろうとしている。

 

国公立大受験生からしたら、最後の日曜日。

公立高校受験生は、今日を入れても日曜日は残り3回。

 

日曜日はゆっくり寝たいですなんて言う中学生もいたが、受験が終わってから、いくらでもゆっくり寝たらいいじゃないか。

そうなったら遊ぶのに忙しくて、朝から遊びにでていくのかもしれないけど。

 

まったく、人間というのは無いものねだりがすぎるなぁ。笑

 

でも僕もそうだった。

塾を作ったばかりの頃は、とにかくこの暇な時間をなんとかしたいと思っていた。

2ヶ月間ぐらい生徒が一人しかいなかったので、その子が来ない日は実質休みだった。

週に３回しか授業がないんで、週４で休み。

 

全休と言って、授業がない曜日が2日ほどあった大学時代並に僕は授業がなかった。

大学時代は授業がないことに喜んでいたが、塾を始めた時の僕は授業がないことに焦りまくっていた。

 

同級生は一生懸命働いたり、大学院で研究を頑張っているというのに、僕は誰もいない教室で窓に貼る看板作りなんかに励んでいるのだ。

模造紙を買ってきて、黒の油性マジックで夜な夜な字を塗りつぶしている自分を客観的に見た時に、惨めでしかなかった。

お金もないから毎日カップ麺ばかり食べて、自分で選んだ道とは言え、いつもかっこ悪すぎるな俺なんてことを思いながら過ごしていた。

 

とにかく俺に授業をさせてくれと。

子ども達が通ってくれることのありがたみを、嫌というほど思い知らされた。

 

でも今はちょっと休息も欲しいなと。

というかやることが多すぎて、毎日やらないといけないことに追われまくっているのをどうにかできないものかと。

 

そうはいっても受験生のみんなが一生懸命に戦っているので、僕もまだまだ最前線で体張って一緒に戦い続けようと思う。

戦いますよー！

 

ということで、もう一仕事頑張ってから家に帰ろうと決めた日曜の夜であった。

もう終わろうかなからのもう一踏ん張りが大事ですからねぇ。

ではではまた明日。