中学生の定期テストの結果が続々と返ってきている。
「自己最高点から20点アップしました!」という嬉しい報告から、「思ったよりよくなかったです。」という悔しい報告までさまざまだ。
うまくいった子もいかなかった子も、しっかりと次につなげて欲しい。
そういうことで、昨日は中1の子達に2つほど話をした。
一つは反省について。
次のテストに活かせる反省をしようと。
たとえば「数学で方程式の問題がうまくできませんでした」という反省を書いている子がいたとしよう。
これ、次に活きる?
次も同じ範囲?
反省すべきは、方程式ができなかったことじゃなくて、それまでの取り組み方だよね。
今回だと多かったのが、冬の生活という冬休みの宿題も定期テストの範囲に入っていたのだけど、その勉強を疎かにしていた子が多かったみたいで、しくじっていたみたい。
試験に出る出ないの線引きを自分の基準で決めないこと。
出題内容を決めるのは君ではなく、学校の先生だ。
試験範囲に書かれていたものを自分の勝手な判断で蔑ろにしてしまったことを反省すべきだよね。
結果だけ見て何ができたできなかったじゃなくて、それまでの取り組みがどうだったのかというところを踏まえて反省をして欲しい。
二つ目は、内申点の重要性についてだ。
これはいつも口すっぱく言っていることなのだけど、定期テストが終わったこのタイミングで、もう一度伝えた。
中3生が受験に挑もうとしている今だからこそ、試験を終えたばかりの今だからこそ、伝えられることがあると思って。
行く高校変わるよ?っていう話を。
別に脅すつもりはない。
ただ、受験生から志望校選択の悩み相談の時に「内申点が、、、、」なんて言葉を聞くたびに思う。
未来の自分を救うことができるのは今の自分なんだということを。
未来の自分の背中を押せるのは今の自分なんだということを。
今はまだ内申点の重要性ってのがわからないかもしれない。
志望校も決まってないしと。
でもね、みんなが志望校を決めなければならなくなった時に、必ず内申点がチラつくんだよって。
3年生になったら頑張ろうって思っている子もいるかもしれないけど、残酷な現実を二つほど伝えた。
1つ、本当に3年生になって頑張ったら上がるの?
1つ、人のイメージは簡単には変わらない。
頑張っても成績が上がらないかもしれない自分と向き合うのが怖くて、余力を残しているふりをするので精一杯なんじゃない?
ダサくてもいいから、がむしゃらに頑張ってみようよ。
一生懸命に頑張って初めて、次の反省が出てくるんじゃない?
内申点ってのは、最終的には先生たちの判断だ。
同じ点数の子でも、違った評価が下されることがある。
良くも悪くも3年生までの2年間に築き上げたイメージというものが学校の先生たちの中にはあるかもしれない。
人の評価を覆すのは大変だよ。
伝わったかどうかはわからないけれど、伝わらなければ伝わるまで話せばいいと思っている。
ちょっと脅し気味で残酷な話に聞こえるかもしれないけど、2年後に後悔する子を一人でも減らしたい気持ちの方が強いので、僕の思っていることを正直に伝えさせてもらった。
みんな頑張ろうね。
ではではまた明日。