根性論(サウナ編)

朝、塾に向かっている時の光景がいつもと違った。

おやおや、土曜の朝８時台の割に、いつもより人が多いぞ！？

 

そしてその人たちが手に持っているのも、三脚やカメラ、折り畳み椅子に踏み台(のようなもの)ばかり。

そういえば、、、

 

どうやら今日は千早小学校の運動会！

 

納得納得。

それで多いわけね。

 

コロナ前までは中学校の運動会巡りをしていた僕だけど、コロナが広がってからというもの、そういったものはめっきり。

合唱コンクールにも行けなくなってしまった。

 

「各家庭で◯名まで」という縛りが解けるまでは、僕は合唱コンや運動会の類は行けないと思っているので、早くその縛りがなくなる日が来るといいなぁ。

その頃には、僕らが運動会に行っていたことさえ知らない世代ばかりなので、もはや誘われないかもしれないなぁ。

(ということで今のうちからこうやってこっそりアピール。笑)

 

 

それでは今日も元気にいってみよう。

今日は根性論についてだ。

 

僕は、根性論だとか精神論だとかの類は、それだけってのはあまり好きではない。

もちろんうちは体育会系の塾だと思っているので、根性論は塾の体質的にはあっているのだけれども。

 

ただ、誤解のないように言っておくと、受験なんてものは最終的には根性論だと思っている。

はっはっは。

 

最初から根性論だけでなんとかしようっていうのが嫌いなだけでね。

 

我慢大会があったとするだろう？

まあ、わかりやすくサウナ耐久大会だとしよう。

 

参加者は30名。

そのうち、10名だけが合格となる。

 

ルールは簡単。

みんなで一斉にサウナに入る。

無理になった人から「ギブっす」と宣言をしてサウナの外へ出る。

 

そうすると人数が徐々に減っていくじゃないですか？

 

それで人数が10人になったら終了ってことだ。

 

この場合だと、おそらく極端にサウナが苦手な人は早々に脱落するだろう。

 

僕もサウナは好きではあるが、あまり長時間の滞在は得意ではない。

なにせ代謝が良すぎるもので。

汗の量が尋常ではないので、すぐに水分不足になってしまう。

 

マジで、人の３倍ぐらいは汗がかけるような気がしてならないのだ。

 

何か特別な訓練をしてこない限り、苦手な人はすぐに脱落をするだろう。

そして、１人目の脱落者を見て、1人、また1人と脱落していくだろう。

 

そうして人数も減り、11人になった時だ。

残り1人が出れば終了。

 

さあ、どうするよ。

 

おそらくここまで来ると、11人のうち8人ぐらいは限界が近づいてきていると思う。

きっと。

 

もう早く外に出て楽になりたい。

 

そう思っているだろう。

 

もはや体質の問題とか、訓練とか、そういうのは超越した次元にいると思うのだよ。

そこでサウナに残るためには何が必要になってくるのか。

 

それは20番目に抜ける子よりも、１秒でも多く残るのだという堅い意志である。

20番目に抜ける子が「ギブっす」の最後のsの発音をし終えるぐらいで、「ギブっす」って駆け込みで言うぐらいの覚悟が求められるのだ。

 

これはもう根性論以外のなにものでもない。

なにものでもないのだよ。

 

だから僕は、たまに戦いたくなった時は、サウナへ行く。

僕が入った時点で僕より先に入っている人よりも、必ず後から出るのだと覚悟を決めて。

たまにサウナ王なのではないかと思えるぐらい、長い時間滞在するおじいちゃんがいて、僕の心が折れてしまう時もあるのだけれど。笑

 

※サウナの長時間滞在は体に悪いので、真似はしないでください。

 

受験も結局そうなんだよ。

日々、弱い自分との戦いなのだよ。

 

ゲームがしたい。

テレビが見たい。

もうちょっと寝たい。

友達と話していたい。

 

そういう小さな誘惑たちに、どれだけ耐え忍ぶことができるかなのだよ。

我慢大会なのだよ。

 

幸いにも、僕は我慢大会がちょっとだけ得意だ。

戦う姿勢を、まずは僕が見せていきたい。

 

うおおおーーーーーー！

ではではまた明日。