• 福岡市東区香椎にある、小学生、中学生、高校生を対象とした進学塾

苦痛に勝る

時折、こういう質問をされることがある。

「受験期にテレビも見ないで、ご飯の時間もちょっとだけ、お風呂も最小限。

 そういう生活って、しんどくないですか?

 娯楽の時間は取らなかったんですか?」

 

時折なんて書いたけれど、ここ数日たまたま3人ぐらいとこの話になったので、ここでも答えておきたい。

 

今の時代、テレビを見ない子は多いかもしれない。

僕も今、テレビは全く見ない。

 

でも当時は割とテレビの時代だったので、僕は毎日のように見ていた。

テレビを見ていないと、周りにおいていかれるような、時代においていかれるような、そんな感覚があったから。

 

それを大学受験を機にやめた。

やめてしまえばなんてことはなかった。

依存している時ほど、すごく大事な気がするけれど、一度離れてみるとなんてことないことに気づいてしまった。

 

風呂や食事の時間だってそう。

確かに僕は食事の時間は好きだ。

美味しいご飯は好きだ。

 

ゆっくりと美味しい食事を楽しみたい時もある。

風呂だって好きだよ。

今でも週1で温泉に通っているからねぇ。笑

 

でも、毎日それをしなければならないかと聞かれると、その必要は全くない。

中には毎日、食事の時間はゆっくりと楽しみたい、風呂の時間は長くとって、、、みたいな子もいるのかもしれないけれど、それもさっきのテレビと一緒で、やめてみると案外そうでもなかったりする。

自分が必要と勘違いしているだけで。

 

僕は子どもたちのゲームでさえ、ゲーム以外に熱中するものがないからゲームをしている、みたいな子も多いのではないかと思っている。

 

でも最初の質問をしてくる子たちに、僕は逆に問いたい。

全ての娯楽を排除して、食事も風呂も短時間で済ませ、勉強に専念する生活がしんどくないですか?と聞いてくる子たちに、逆に問いたいことがある。

 

自分が行きたいと願う志望校に合格できないことの方が、よっぽどしんどくない?

 

小さな日々の娯楽を我慢することで、計り知れないレベルの喜び感じられるとしたら、そっちの方が良くない?

そりゃ、毎日の受験勉強がしんどいかしんどくないかで聞かれると、しんどいっす。

 

テストの日が近づくにつれて、焦りがどんどん生まれていく感じがあるし。

 

それでも、そういうのを我慢してでも受かりたいっていう気持ちが勝つと思うんだよなぁ。

僕はね。

 

まあ、人それぞれかもしれないけども。

ではではまた明日。

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