今年の受験生たちの共通テストを終え、残りの山はおよそ10日後から始まる私大入試と、約1ヶ月後の国公立前期入試となった。
まだまだ油断できないどころか、むしろこれからが勝負と言ってもいいぐらいだ。
こうやって受験生たちと向き合う中でこそ、思うことがある。
高2生、マジで勉強しよう。
受験勉強を早く始めましょう。
これから高2生に向けたメッセージを書いていく前に、高2生に言っておきたいことがある。
というかこの高2生という表現もヤメだ。
今、この記事を読んでいる高2生。
そう、キミだ。
いや、すまん、言葉は悪いが、ここはあえてお前と書かせてもらおう。
今、この文章を読んでいる高2のお前に言いたいことがある。
勉強を頑張りたくない高2生には、かなり刺激的な内容になるから、心して読んでほしい。
いいか?
覚悟はできたか?
それではまず初めに伝えておこう。
夏からでは絶対に間に合わないということを。
中学時代、もしもお前が夏からの勉強で志望校に合格していたとしよう。
その時は間に合ったのかもしれない。
だが、なぜ高校受験と大学受験を同じレベルで考えることができる?
都合よく解釈していないか?
だいたいそういう子に限って、現実はこうだ。
中学校の時よりも偏差値激下がり。
校内順位も激下がりで、ショボイ全国順位、全国偏差値をとることにも慣れてしまっている。
しまいには「あー、中3の時の方が勉強頑張ってたわー(笑)」なんていう恥ずかしくてたまらないセリフをなんのためらいもなく言えてしまう。
そんな今のお前の姿を、中学時代のお前が見たらどう思うだろう。
悲しくならないか?
情けないと思わないのか?
そんな高校生活が送りたくて中学時代のお前は一生懸命に勉強を頑張ったのか?
話を戻して、高校入試と大学入試を同じレベルで考えてはいけないに決まっている。
高校入試が県大会だとすれば、大学入試は全国大会と言っても過言ではないだろう。
全国にはお前よりも賢いやつらがゴロゴロいる。
しかも、そんな賢いやつらが高2の10月から受験勉強を始めていることをお前は理解しているのか?
いわゆる中学受験組だ。
彼らは中学受験の時点で高校受験と同レベル程度の問題(もしくはそれ以上)を解くための訓練をして、中学に上がっている。
そして中1の時点からずっと大学受験を意識しながら、日々の授業を受け、定期試験をこなしてきた。
そんな猛者たちが満を持して受験勉強を始め出す時期が高2の10月だ。
部活の引退時期も、1月に行われる新人戦なんてことは普通にある。
新人戦だぞ?新人戦が引退試合なんだぞ?
こんな猛者たちが高2の1月には部活を引退して、2月からは勉強一本で戦っていくというのだ。
お前たちのいる環境では、部活の引退時期は6月かもしれない。
夏には体育大会の準備に追われるかもしれない。
だが、全国にはそういう高校生たちもウジャウジャいるということを覚えておいてほしい。
部活は一生懸命に頑張っていいし、体育大会も一生懸命に取り組んでいい。
ただ、受験勉強を主軸から外すな。
毎日1分でもいいから、受験のことを考えろ。
受験にフライングはない。
今からだったら、お前たちが行きたい大学にいける可能性は格段に上がる。
たった1年の努力が人生を大きく左右する。
「大学なんてどこに行ったって同じだよ」と言えるのは、限界を超える努力をした人間だけだ。
ここまで読んでくれた子たちに伝えたい。
最初こそ厳しい言葉で書いたが、俺は1年という時間を残したお前たちの可能性に期待をしている。
少しでも頑張ろうと思って、これを読み進めてくれているお前たちならば、理想の大学生活、理想の人生を送るための努力はきっとできる。
もちろんお前たちが本当に変わろうと思うならば、それは生半可な道ではないだろう。
毎日、つまらないことの連続だ。
確実に地獄のような苦しみを味わうことになるだろう。
しかし、俺はお前たちにその覚悟を求めたい。
なぜなら「自分自身を徹底的に鍛えたい、成長したい」という覚悟を決めることで、人はとてつもない変化を手に入れることができることを俺は知っているからだ。
俺は、お前たちの成功を誰よりも願っている。
変わりたい、成長したいと思った瞬間からお前の変化は始まるだろう。
その瞬間を大事にして、理想の未来へと歩んでいってほしい。
もしも、俺と共に頑張りたいという覚悟を決めてくれる子がいたら、是非ともうちの門を叩いてほしい。
持ち物はやる気だけで十分だ。
追伸
勢いが有り余りすぎて、持ち物はやる気だけと書きましたが、事前連絡の上、成績がわかる資料も持ってきてください。