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福大の入試対策 理系数学編

このページでは、過去数年間の福大理系数学の
入試問題をもとにした、傾向と
対策・難易度・求められる力
について解説していきます。

教学社出版の赤本に掲載されている、
傾向や対策よりも一歩も二歩も踏み込んだ、
各大問別の具体的な対策方法で、
今すぐにでも始められる内容と
なっていますので、是非とも参考にしてください!

福岡大学は九州では一般的な私立大学で、
国公立志望の受験生が数多く受験しますが、
偏差値としては、37.5~62.5と学部によってバラつきがあります。
しかし、理系学部では、数学の得点が合否を分けますので、
しっかりと対策をしていきましょう!
この記事を読めば以下の悩みが解決されます!

  • 難易度は?
  • どのような問題が出題されるの?
  • どのような力が求められるの?
  • どのような対策をすればいいの?

この様な悩みを持った受験生は是非参考にして下さい!

1. 福岡大学理系数学の出題傾向

試験時間は90分です。解答方式は穴埋めと記述の複合式です。

近年の理系学部日程の問題構成は
以下のようになっています。

人間科学系統、社会科学系統、スポーツ科学系統、医療・保険系統(医学部看護学科、薬学部)

2023年
大問Ⅰ    関数、方程式、データの分析

大問Ⅱ   平面ベクトル、関数

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2022年
大問Ⅰ    方程式、図形と方程式、確率

大問Ⅱ   方程式、数列

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2021年
大問Ⅰ   方程式、図形と方程式

大問Ⅱ   確率、数列

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

理学、工学系統

2023年
大問Ⅰ    関数、方程式、データの分析

大問Ⅱ   平面ベクトル、関数

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2022年
大問Ⅰ    方程式、図形と方程式、確率

大問Ⅱ   方程式、数列

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2021年
大問Ⅰ   方程式、図形と方程式

大問Ⅱ   確率、数列

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

医学部医学科

2023年
大問Ⅰ    方程式、確率、極限

大問Ⅱ   方程式、座標平面

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2022年
大問Ⅰ    方程式、座標平面、確率

大問Ⅱ   図形と方程式、関数

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2021年
大問Ⅰ   方程式、関数、平面ベクトル

大問Ⅱ   関数、整数

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

理学部応用数学科、ナノサイエンスインスティテュート

2023年
大問Ⅰ    方程式、関数、確率

大問Ⅱ   整数、図形

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2022年
大問Ⅰ    図形、座標平面、関数

大問Ⅱ   データの分析、方程式

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2021年
大問Ⅰ   方程式、整数、座標平面

大問Ⅱ   確率、数列

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

理学部地球圏科学科、薬学部

2023年
大問Ⅰ    方程式、関数、確率

大問Ⅱ   整数、図形

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2022年
大問Ⅰ    図形、データの分析、関数

大問Ⅱ   データの分析、方程式

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2021年
大問Ⅰ   方程式、整数、座標平面

大問Ⅱ   確率、数列

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

理学部物理科学科

2023年
大問Ⅰ    関数、整数、確率

大問Ⅱ   二次曲線、平面ベクトル

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2022年
大問Ⅰ    項、図形、方程式

大問Ⅱ   平面ベクトル、確率

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2021年
大問Ⅰ   整数、方程式、データの分析b

大問Ⅱ   整数、平面ベクトル

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

理学部社会数理・情報インスティテュート、化学科

2023年
大問Ⅰ    関数、整数、確率

大問Ⅱ   図形と方程式、平面ベクトル

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2022年
大問Ⅰ    項、図形、方程式

大問Ⅱ   平面ベクトル、確率

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2021年
大問Ⅰ   整数、方程式、データの分析

大問Ⅱ   整数、平面ベクトル

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

工学部

2023年
大問Ⅰ    方程式、関数、整数

大問Ⅱ   数列、複素数

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2022年
大問Ⅰ    項、図形、方程式

大問Ⅱ   平面ベクトル、確率

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

2021年
大問Ⅰ   データの分析、数列、確率

大問Ⅱ   関数、平面座標

大問Ⅲ   微積分(記述問題)

数学ⅡBからの出題が多い試験です。
この範囲は特に傾向をしっかり抑え、
対策することが重要になります。

2023年の理学工学系統日程を例に
さらに細かく分析してみましょう。

番号 項目 内容
1 小問3問 (i)実数解の範囲から係数の範囲を推測する問題
(ii)サイコロの確率問題
(iii)文字式の極限を求める問題
2 小問2問 (i)三角形を用いた平面ベクトルの問題
(ii)文字を用いた対数の等式から文字を推測する問題
3 微積分 関数で表された曲線の変曲点と、曲線と直線で囲まれた部分の面積

出題形式はこのようになっています。

ここ3年程、小問の入れ替わりはあれど、傾向に大きな変化はありません。

上の表に載っているような形式の
問題が出題されます 。

2. 福岡大学理系数学の難易度

大問3問を90分で解かなければならないので、
1問あたりにかけられる時間は30分です。

考える時間はありますが、
記述力や思考力を求められる問題があります。

3. 福岡大学理系数学の対策

3.1 福大理系数学に必要な力

福大理系数学問題に立ち向かうためには以下の能力が
必要になります。

一定の計算能力

標準問題を使いこなす力

解けそうな問題を判断する力

・初見の問題でも諦めずに考える力

 

一定の計算能力

計算力がないとせっかく解き方を
思いついたのに解くことができない
という状態に陥ってしまします。

まずは参考書を活用して、
計算力を確実に身につけましょう。

計算するときはもちろん早さも大事ですが、
間違わないことも重要です。

どこかで間違えると、間違いを探す時間と
やり直す時間が必要になり、
時間内に解き終えることが難しくなります。

普段の学校の授業から間違わないように
問題を解く姿勢を身につけましょう。

また、自分がよく間違う計算を
把握しておければ、さらに理想的です。

 

標準問題を使いこなす力

参考書の問題は解くことができるのに、
模試や過去問になったとたん
手が止まってしまう、、、

そんな状態に陥った人はいませんか?

参考書の問題はただ解くだけではいけません。
それを使いこなすことが大切です

模試や過去問では解答がとても長く、
自分が将来解けるようになるだろうか
と不安に思うこともあるはずです。

しかし、長い解答も細分化してみれば、
いつも参考書でやっているようなことばかりです。

そのため参考書を使うときは、
やっている問題がどのように使えるかを
考えましょう。

そうすれば難しい問題も
対応できるようになってきます!

解けそうな問題を判断する力

試験時間には限りがあり、
そのなかで合格点を出さなければなりません。

1つの問題を解くのに時間がかかりすぎた、
また時間をかけたのに途中
でつまずいてしまい、解くとこができずに
タイムアップになってしまった。

このようにならないように
解ける問題を選別する力が必要です。

問題を解く前にいったんすべての問題をみて
解答のシナリオを頭の中で作ります。

この時に計算はしません。
どのような方法で解けるかを考えるだけです。

そしてその大問の最初から最後まで
道筋が見えた問題から
優先的に解いていきます。

自分の得意分野から解いていく
というのも1つの方法です。

しかし、もしその問題が難問で
なかなか解けない場合、

自分の得意分野だから解けないといけない!
という思いが先行してしまい、
大幅に時間を使ってしまう可能性があります。

なので一度すべての問題に
目を通してから解くのをお勧めします。

初見の問題でも諦めずに考える力

問題を考えはしたもののどうしたらよいのか
分からず、すぐに解答を見てしまう。
という人が多くみられます。

わからない問題を考えても時間の無駄だし、
解答を見て解き方を学んだほうが
効率よく学習できるという意見を
いただいたことがあります。

たしかにそれも納得できます。

しかし、次にそのわからなかった問題に
出くわしたときに解答を
すぐに思いつくでしょうか。

解答をすぐにみる人の大半が
解答できないと思います。

数学力がある人はすぐには解答を
見ずに数時間、数日かけて
考える人が多いです。

テストのときは時間に制限があるため
時間をかけすぎてはいけませんが、
普段の学習ではできるだけ粘って考えてみる
ことが大切です。

自分の奥底に眠っている数学力が
開花するかもしれません!

3.2 福大理系数学の出題形式別対策

方程式

方程式は小門集合で頻出です。

頻出の問題が多く出ており、
得点源になることが多いです。
しかし、逆に言えば取りこぼしが
できない分野とも言えます。

参考書の標準問題をしっかりと使いこなす
ところから始めましょう。

 確率

確立も小問で頻出です。

方程式と同じく頻出の問題が出ており、
得点源になることが多いです。
しかし、逆に言えば取りこぼしが
できない分野とも言えます。

こちらも参考書の標準問題を使いこなす
ところから始めましょう。

数列

数列も同じく小問で頻出です。

こちらも頻出の問題が出ており、
得点源になることが多いです。

基礎問題を完璧にする
ところから始めましょう。

 ベクトル

理系数学のベクトルは
他の分野に比べると、複雑な問題が少なく
得点源になりやすいです。

なので合格点をとるためには
できたほうがよいです。

受ける年によっては計算が少し複雑になる
ときはありますが、一貫して問題への
アプローチがしやすいです。

対策としては参考書の典型問題を
仕上げるだけで大丈夫です!

典型問題を使いこなせれば、
十分に戦うことができます!

 微分・積分

毎年必ず出てくる分野がこの微分積分です。
記述問題が出題されるので、
解答を作る能力が試されます。

記述力が必要ですが、
内容自体はそこまで難しくないので、
素早く正確に解いていく力が求められます。

対策としては、まずは参考書の問題を
ミスなくといていけるようになりましょう。

そして終わったら記述問題を
どんどん解いていくといいです。

記述問題をやり直すときは答えを眺めるのではなく、
わからなかった部分はノートに書き写すと
効果的です。

これはすべての分野でいえることですが、
答えを眺めて理解しても
実際に自分で解いてみると解答が
うまく作れないということが
起こりやすいです。

特に微分積分は計算が大部分を占めるので
面倒かもしれませんが、
手を動かして勉強していきましょう!

4. 福岡大学の理系数学の対策 まとめ

いかがでしたしょうか?

今回は福大理系数学について対策のまとめを
書かせていただきました。

この記事を参考に、福大大学の対策を
進めていってほしいと願っています!

受験までまだまだ時間はあるので、
得点アップを目指しましょう!

現在、高校1年生、2年生の人も
今後の受験勉強の参考に
していただければ幸いです。

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