ある小学6年生の子がいたとしよう。
その子はあるルールにしたがって、毎日1km走らなければならない。
雨が降ろうと、台風が来ようと。
今日がクリスマスだろうと、お正月だろうと。
まあ、小学生のうちはちょっと妥協して年間15日ぐらい休んでいいことにしようかな。
というわけで、その子は毎日1km、年間で350km走らなければならない。
小学校6年間で累計2,100kmだ。
1日サボれば1kmは次の日以降に持ち越され、それを中学校卒業までに絶対に消化しなければならないというルールがある。
しかも、学年が上がるごとにルールは変わるのだ。
中1の間は毎日3km、中2になると4km、中3になったら5km、部活を引退したら10km走らなければならない。
小学生の時と一緒で、サボったらサボっただけそれがたまっていき、溜まった分は絶対に中学校卒業までに消化しなければならないルールだ。
さて、仮にその子が小学生から中2の最後までサボり続けたとしよう。
小学校の間で2,100km、中学生の2年間で2,450km、合わせて4,550kmだ。(年間15日は休むとする。)
これを中学3年の卒業までに走り切らなければならないので、残りの340日ぐらいで走らなければならないとしよう。
4550÷340で、およそ13.4km。
それに加えて部活を引退するまでは5km、引退してからは10kmだ。
毎日23.4km。。。。
相当な覚悟をもって臨まなければとてもじゃないが無理だろう。
毎日ハーフマラソンじゃないか。
さて何の話がしたいか、おそらく察してくださった方も多いのではないだろうか。
高校受験ってのは、中学3年間の集大成ではない。
生まれてから中学3年生までの努力の結果が問われるテストなのだ。
今、自分はこんなに頑張っているのにと思っている中3生がいるかもしれない。
でも君が知らないところで、クラスの優秀な子は頑張っていたのだ。
小学生の時に毎日コツコツ走ってきたのだよ。
だからそれを巻き返すには、半端な努力じゃダメだ。
もちろんこれは、だから諦めようなんて話ではない。
こういうもんなんだっていう事実を知っておけという話なのだ。
腹を括る準備はできているかい??
これが大学受験になると、、、、
もっと恐ろしいことになるのは言うまでもないね。
ということで終わり。
ではではまた明日。