このページでは、過去数年間の福工大数学の
入試問題をもとにした、傾向と
対策・難易度・求められる力
について解説していきます。
教学社出版の赤本に掲載されている、
傾向や対策よりも一歩も二歩も踏み込んだ、
各大問別の具体的な対策方法で、
今すぐにでも始められる内容と
なっていますので、是非とも参考にしてください!
福工大は、九州の理系私立大学であり、
国公立大学志望の受験生が数多く受験します。
理系学部では、数学の得点が
合否を分けますので、しっかりと対策を
していきましょう!
この記事を読めば以下の悩みが解決されます!
この様な悩みを持った受験生は是非参考にして下さい!
試験時間は60分です。解答方式は穴埋めと記述の複合式です。
近年の問題構成は
以下のようになっています。
2024年
大問1 円運動
大問2 磁場
大問3 分子の運動
2023年
大問1 円運動
大問2 コンデンサー
大問3 光の屈折
2022年
大問1 力のモーメント
大問2 抵抗器、コンデンサー
大問3 気体の内部エネルギー
2024年
大問1 落下、衝突
大問2 電気回路
大問3 光の反射、屈折
2023年
大問1 力の釣り合い
大問2 電場
大問3 熱膨張
2022年
大問1 慣性力
大問2 電場、半導体
大問3 ドップラー効果
複合的ながらも典型的な問題からの出題が多い試験です。
過去問の傾向をしっかり抑え、
対策することが重要になります。
2024年の前期日程を例に
さらに細かく分析してみましょう。
番号 | 項目 | 内容 |
1 | 力学 | 小球を糸で吊るして円運動をさせ、速さや周期を求める問題 |
2 | 電磁気 | 磁場中を運動するイオンの問題 |
3 | 熱力学 | 気体分子の運動から温度を考える問題 |
出題形式はこのようになっています。
ここ3年程、大問3の熱力学と波動の入れ替わりはありますが、傾向に大きな変化はありません。
上の表に載っているような形式の
問題が出題されます 。
大問3問を60分で解かなければならないので、
1問あたりにかけられる時間はだいたい20分です。
大問ごとの小問が多いため、
時間をかけすぎることなく解かなくてはなりません。
力学は大問1で必ず出題されます。
複合的な問題が多いぶん、
公式自体はシンプルで、
得点源になりやすいです。
標準問題をしっかりと解く
ところから始めましょう。
電磁気は大問2で必ず出題されます。
必要な知識が他の分野より多く、
難易度の高い問題が多いです。
しかし、逆に言えば大きく
差をつけることができる分野とも言えます。
こちらも基礎問題を解く
ところから始めましょう。
熱力学は大問3で出題されます。
ほとんどは基礎的な問題が出ており、
得点源にしやすいです。
教科書の問題を完璧にする
ところから始めましょう。
波動は大問3で出題されます。
こちらも基礎的な問題が出題されており、
得点源にしやすいです。
教科書の問題を完璧にする
ところから始めましょう。
試験時間は90分です。解答方式は穴埋めと記述の複合式です。
近年の問題構成は
以下のようになっています。
2024年
大問1 分子の結合
大問2 元素反応
大問3 酸・塩基
大問4 状態変化
大問5 アミノ酸
2023年
大問1 原子の質量・単位格子
大問2 化学反応
大問3 酸・塩基
大問4 状態変化
大問5 有機物の成分分析
2022年
大問1 分子の極性・結晶
大問2 無機物の成分分析
大問3 反応速度
大問4 イオン反応
大問5 有機物の反応
2024年
大問1 電子配列・結合
大問2 化学反応
大問3 鉛蓄電池
大問4 水素の反応
大問5 アルコール
2023年
大問1 化学結合
大問2 金属元素
大問3 酸・塩基
大問4 反応速度
2022年
大問1 イオン結合
大問2 無機物の工業的製法
大問3 発熱・吸熱反応
大問4 酸・塩基
大問5 有機化合物
典型的な問題が多い試験です。
過去問の傾向をしっかり抑え、
対策することが重要になります。
2024年の前期日程を例に
さらに細かく分析してみましょう。
番号 | 項目 | 内容 |
1 | 分子の結合 | 問1 分子量と沸点のグラフから当てはまる化合物の種類を考える問題
問2 分子の結合に関する文章の穴埋め問題 |
2 | 原子の特徴 | さまざまな原子の特徴に関する文章の穴埋め問題 |
3 | 酸・塩基 | 酢酸の電離度や中和反応に関する問題5問 |
4 | 状態変化 | 問1 温度変化に伴った物質の状態変化に関する文章の穴埋め
問2 密閉して気化させたエタノールの分圧を求める問題 |
5 | アミノ酸 | 問1 アミノ酸の性質に関する文章の穴埋め
問2 アミノ酸の電離定数に関する計算問題 問3 いろいろなアミノ酸の電気泳動 |
出題形式はこのようになっています。
ここ3年程、傾向に大きな変化はありません。
上の表に載っているような形式の
問題が出題されます 。
大問5問を60分で解かなければならないので、
1問あたりにかけられる時間はだいたい10分強です。
時間はそこまでありませんが、
穴埋めなどの解きやすい問題も多くあります。
酸・塩基や結合に関する問題が頻出です。
穴埋め問題や計算問題が多く、
基礎的な知識から解きやすいので、
点を取りやすいです。
基礎知識を完璧に身につける
ところから始めましょう。
毎回、5問中1, 2問出題されます。
特に金属に関する問題が多く、
しっかり記憶していないと解けません。
しかし、覚えてさえいれば
差をつけることができる分野とも言えます。
こちらも基礎問題を解く
ところから始めましょう。
毎回、5問中1問は出題されます。
かなり発展的な問題が出ており、
知識とともに応用力も必要になります。
基礎的な問題を完璧にする
ところから始めましょう。
いかがでしたしょうか?
今回は福工大物理・化学について対策のまとめを
書かせていただきました。
この記事を参考に、福岡工業大学の対策を
進めていってほしいと願っています!
受験までまだまだ時間はあるので、
得点アップを目指しましょう!
現在、高校1年生、2年生の人も
今後の受験勉強の参考に
していただければ幸いです。