「先生、今日から死ぬ気でやれば合格できますか?」
たまにこういう質問をしてくる子がいる。
もっと身近なので言えば、テストで◯点取れますか?系の質問もあるよね。
はっきり言おう。
答えはNOだ。
ここで終わると僕は盛大な勘違いをされてしまうだろうから、ちゃんと説明するね。
怒ってページを閉じようとした人、もうちょっとだけ待ってね。笑
成績も何も判断せずに、なぜに答えがNOなのか。
それにはいくつかの理由がある。
①そもそもそんな質問を僕にしたところで何の意味もないから
これ、僕の答えがNOだった場合、諦めるの?っていう話だよね。
というか、僕からのYESを期待して聞いてきてるだけだよね。
大丈夫、君ならできるよっていう返事を待っているだけ。
背中を押してほしいだけ。
わかるよ。
気持ちはわかる。
僕だって弱い人間なので、誰かからのYESをもらって背中を押してもらいたい時はある。
というより、だいたい自分の中で答えはまとまっていて、なんならYESをもらうためだけに聞いてしまうような、そんな時だってある。
そっちの方が多いかも。笑
だからこそ、その質問に意味はない。
合格したいと思うなら、ごちゃごちゃ質問する前に勉強を始めよ。
②そういう質問をする子に限って死ぬ気で勉強しない
僕は誰にも死んでほしいとか思わないので、そもそも死ぬ気なんて言葉を軽々しく使わないでほしいんだけど、死ぬ気でやるって相当なことだと思うんだよね。
生命の危機を感じながら勉強するってことでしょ?
僕がもしそれを現実のものにしようとするならば、睡眠時間を3時間ぐらいまでに削って、1日20時間近く勉強する。
それを1年間毎日続ける。
それぐらいのレベルになると思うんだよ。
そしたらたぶん途中で命の危機を感じてくると思う。笑
手が腱鞘炎になったり、座りすぎていぼ痔になったり、そもそも過労で倒れたり。
死ぬ気でやるってそういうことだと思うんだよね。
ただ、そんなの誰も求めていない。
生命以上に優先される受験なんてないと思っているし、人間生活があまりに損なわれるぐらいのやり方なら、そもそも間違っている。
多少太ったり、肌が荒れたり、ストレスがかかったりと、そういうのはある程度しょうがないことだとは思っているけども。
だから死ぬ気でやるとか軽々しく口にするような子は、そもそも死ぬ気でやれないと思うんだよね。
とまあそんな感じ。
そういう理由で僕からはNOを告げたい。
じゃあ今日はこの辺で。
そんじゃまたー!