おい、高校生。
ちょっと手を止めろ。
今、君が握っているそのシャーペンから、本当に「魂」の熱が伝わってくるか?
「毎日、一応やってます。」
「そこそこ頑張ってるつもりです。」
「まあ、これでいいかなって。」
もし君の口からこんな言葉が出たなら、いますぐその甘い考えを粉砕しろ。
なぜなら、君のその「そこそこ」や「一応」は、君が目指す戦場では、一切通用しない「雑音」でしかないからだ。
みんなが言う。
「努力は裏切らない」と。
だけど、よく考えてみてほしい。
「努力」には、レベルがある。
これらは、せいぜい地元の小山をピクニック気分で登るための「足慣らし」だ。
君が憧れるあの大学のキャンパス。
難問を解き明かす喜び。
胸を張って掴む未来。
それは、誰もが簡単に辿り着ける場所じゃない。
それは、世界最高峰の山々が連なる、ヒマラヤ山脈の標高8,000mの頂を目指すようなものだ。
8,000mの山を登る登山家は、週末のジョギングで満足するか?
「週に2回は休みたい」「毎日30分しかトレーニングできない」と言って、頂上を目指せるか?
否。
彼らは、酸素が薄く、一歩間違えれば命を落とす極限の場所で、「生きるか、死ぬか」の覚悟を持って、全身全霊を懸けて準備をする。
寝る時間も、食べるものも、すべてが「登頂」という目的に向けた戦略だ。
君のライバルは、誰だ?
同じクラスのあいつか?
模試でいつも上にいるあの名前か?
違う。
君の本当のライバルは、「時間を、誰よりも、何よりも大切に扱っている、目に見えない全国の受験生」だ。
君がYouTubeのショート動画をポチポチと溶かした15分で、
彼らは、英単語を50個覚えているかもしれない。
彼らは、古文の助動詞の活用を完璧に叩き込んでいるかもしれない。
彼らは、数学の苦手分野の基礎問題を3題解き終えているかもしれない。
これが、「努力の密度」だ。
成績が伸びない、偏差値が上がらないと嘆く君。
その理由はシンプルだ。
君の「努力の密度」が、合格ラインの「密度」に達していないからだ。
君の「一生懸命頑張った」の基準は、いますぐぶっ壊せ。
合格を勝ち取る子の「頑張った」の基準と、君の基準の間には、太平洋よりも深い溝があることを知れ。
君は「普通の高校生」の生活を送ることを、どこかで諦めきれていないんじゃないか?
その「普通」が、君の未来を、平凡の檻に閉じ込めている。
合格を掴み取る人間は、受験期においては「普通」ではない。
彼らは、未来の大きな「自由」と引き換えに、今の「小さな自由」を自ら手放している。
目指す大学に入った後、好きなことを好きなだけ学び、好きな場所で友達と語り合う「大きな自由」。
そのチケットは、「今、普通を捨てる勇気」と交換でしか手に入らない。
僕は、君に「諦めろ」とは言わない。
夢を諦めるな。
だけど、「今のぬるま湯の生活」は、いますぐ諦めろ。
「受験」とは、単に学力を測るテストじゃない。
それは、「君の覚悟」と「君の人生に対する本気度」を測る、壮絶なサバイバルゲームだ。
「勉強に全てを捧げた」と言い切れる、研ぎ澄まされた日々を送ってほしい。
その日々こそが、君の未来を変える「武器」になる。
僕たちは、その「本気の覚悟」を持ったチャレンジャーを、最後まで絶対に裏切らない。
さあ、スマホを伏せろ。
参考書を開け。
君の人生で最も熱い戦いは、今、この瞬間から始まる。
ではまたー!