高校2年生。
今、君の心の中で、ざわついている声が聞こえるか?
「本当にこのままでいいのか?」
「周りはもう始めてるんじゃないか?」
「俺、このままだとヤバいんじゃないか?」
それは、逃れようのない、君自身の未来からの警報だ。
その警報に蓋をして、またスマホを握り、友達と笑い合い、何事もなかったかのように「普通」の日常に戻ることもできる。
だけど、知っているか?
その「不安」こそが、今のお前が持てる、最強の「才能」なんだ。
受験は、時間という船に乗って進む旅だ。
多くの高2生は、船底に穴が開き始めているのに、誰も指摘しないからと「まだ沈まない」と信じて、デッキで笑っている。
「高3になったら、誰かがこの穴を塞いでくれる」
「夏休みになれば、船のスピードが急に上がる」
そんな都合のいい奇跡は、絶対に来ない。
君の未来は、誰かが与えてくれるものではない。
君の人生の救命胴衣は、君自身の「覚悟」だけだ。
その不安は、「いますぐ、行動しろ」という、君の魂の叫びだ。
その貴重なアラームを、耳を塞いで消すな。
それは、君自身を裏切る行為だ。
高校生活は楽しい。
それは否定しない。
友達と過ごす放課後。
バカをやる休み時間。
全部、かけがえのない宝物だ。
だが、君たちの周りには、いつも「青春の霧」がかかっている。
その霧は、「今が楽しければいい」という心地よい幻影を見せ、君たちを立ち止まらせる。
この霧の中で、多くの人は、「なんとなく」流されていく。
「みんなと同じ大学でいいや」「入れるところでいいや」と。
お前は、この「なんとなく」の人生で満足できるのか?
その霧の中から、一歩、踏み出してみろ。
友達の背中から離れ、一人で立ち、遠い未来に目を凝らしてみろ。
そこに見える「君だけが本当に行きたい場所」。
「君が心底、手に入れたい未来」。
その「目的地」こそが、君の人生を駆動させる、最強の燃料だ。
誰かの夢じゃない。
親の期待でもない。
君自身の、血の通った「願望」を持て。
誰もが、心の中に「本気の自分」を持っている。
それは、言い訳をせず、限界を超えて努力し、泥臭く目標を追いかける、研ぎ澄まされた自分だ。
だが、多くの高2生は、その「本気の自分」を、まだ引っ張り出せていない。
「まだ、その時じゃない」と、箱の中に仕舞い込んでいる。
「その時」なんて、永遠に来ない。
「その時」は、君が「今だ!」と決めた瞬間にしか生まれない。
その「本気の自分」を、いますぐ解放しろ。
解放した瞬間、周りの世界は劇的に変わる。
日常が、「勝負」に変わる。
すべての時間、すべての行動が、未来へと直結する「熱狂」に包まれる。
高3になったとき、「ああ、俺、高2で本気の自分と出会っておいてよかった」と心から思えるように、今日から生きろ。
不安を消そうとするな。
不安は、君が未来を真剣に考えている証拠だ。
その震える心ごと、机に向かえ。
その焦燥感ごと、参考書を開け。
感情を燃料にしろ。
「まだ間に合う」という安易な言葉はいらない。
「今からやれば、最高の未来をこの手で掴める」という、君自身の確信を育てろ。
高3になって後悔と絶望の涙を流すか、
それとも、高3の春に感謝と誇りの涙を流すか。
その選択は、「今日、この瞬間の君の行動」に、全て懸かっている。
ではまたー!