ちびまる子ちゃんで有名なさくらももこさんが亡くなったらしい。特にちびまる子ちゃんが好きだったわけではないが、小さい頃の日曜の夜18時と言えば、ちびまる子ちゃんからのサザエさんという完璧な流れが出来上がっていただけに、なんだか少し悲しい。
それよりもショッキングだった事実は、53才で亡くなったということだ。親と同世代なので、日本がいくら高齢化が進んでいるとは言え、いつ命を落とすかわからない。スティーブジョブズほど僕は偉大ではないが、彼と同じように、毎日、今日が最後の日だと思って後悔しない生き方をしなければならない。
では、切り替えて今日も元気に回想編の続きに参ろう。
4月1日から今のテナントの鍵を借り、机を運び入れた。
実際に塾に足を運んだことのある人はわかると思うが、あの階段は普通に上がってくるだけでしんどい。そこに今の机と椅子を運び入れるのだ。しんどいとかいうレベルではない。
机一個を運び入れた時の疲労感にびびった。エイプリルフールだから、
「はい、今のキツさ嘘でしたー」
とか誰か言ってくれないかなとか、そんなバカなことを考える余裕すらなかった(笑)
高校の部活ぶりに、しんどすぎて頭がボーッとする感覚を思い出した。「ああ、脚が棒になるってこのことなんだな」って(笑)
宅急便の人でさえ、重たい荷物を注文しているときは、必ず持って上がって来る前に、僕の元に電話が一通入ってくる。「今、事務所にいますか?」確認事項はこれだけだ。彼らは下まできているのに、この電話をする。それだけいなかった時のショックが大きいということをわかってほしい。
その後、確か4月4日に開業届けを出した。以外にもあっさり肩書き上でも塾長になった(笑)
そこらへんのタイミングで広告の内容は書き終えてた気がする。
からの大橋時代の生徒である、今の中3生と再開し、入塾も決まったことにより、記念すべき生徒第一号が誕生した!(しかし、ここから2ヶ月間は生徒一人という暗黒時代が続く。笑)
香椎第一中学校の入学式で、周りをスーツの他塾の先生たちに囲まれながら、部屋着みたいな私服で一人ビラを配ったときは、
「なんだかちょっと周りより浮いてるから、意外と生徒来るんじゃね?」
とか思ってた自分がいて、あのときはかなりバカだったと思う(笑)
それから福岡高校前で、ブラックサンダー付きの広告を配った。
すごい勢いで広告をもらってくれたので、めちゃくちゃ浮かれていた。
もらった直後に、
「塾の先生に、お菓子つけたら広告もらわれますよって教えよ。」
とか言ってた高校生がいたときなんかは、
「いや、俺が配ってるからこんなに配れるんだよ!」
とか調子に乗って鼻で笑っていたが、まさにその高校生のいう通りだった(笑)
部活終わりのお腹をすかせた高校生たちにとって、校門前でブラックサンダー(おまけで広告付き)を配っている僕は、どうやら格好の餌食だったらしい。
ああ、鼻で笑ってくれ。
同時並行で夜な夜な窓広告を書いていた。
「コピーでいいじゃないですか」
と生徒には言われたが、
「自分の塾だから、手書きということにこだわりたい」
と、カッコつけて伝えた(本当はコピーでちょうどいいサイズの文字を作る方法を知らなかっただけっていうのはここだけの秘密(笑)あんなにカッコつけたのに口が裂けても言えないぜ)。
ここら辺の時期は、いろんな人たち(大橋の先生達や高校の時の塾の先生)に誘ってもらって飲みに行った時のビールが異常に美味しかったなぁ(笑)
そんな暗黒時代を終え、ようやく広告の完成版(10000部)が僕の元に届いたのは、5月24日だった。(その時の感動はこちら)確かどこかのタイミングで友達から卒業証書を受け取ったので、ようやく卒業したことを実感したような気がしたはず(笑)
正直、SNSの拡散作戦も失敗に終わり、校門前配布も失敗していたので、広告がその時に考えられる最後の望みだった。1万部で3件の問い合わせがあれば良い方という言葉にドキドキしながら、配ってまわったのを覚えている。3件きたら良い方と自分に言い聞かせながらも、最初の頃は、携帯とメモ、ペンを肌身離さず持っていたのを覚えている(笑)ありがたいことに、結果としては15件近くいただいた。
記念すべき2番目の生徒(小5)が入塾してくれた。
そして、残り2000部となったところで、ビラ配りに完全に飽きていた(笑)
最初の頃に比べて、かかってくる電話の勢いもだいぶ落ちていたので、モチベーションも下がりつつあったことが原因だ。あとは、暑かったこと。
そんななか、最後の気力を振り絞って配りに行った照葉地域と松崎中地域は熱すぎた。2000部で7件という恐ろしい数字を叩き出してくれた。
電話が鳴り止まなかったと言ったら嘘になるが、僕の中ではそんなレベルだ。
僕の心の電話は鳴り止まなかった(ちょっと何言ってるかわかんない)。
しかもほぼ入塾が決まったので、心が若干潤った。
配り終えたぐらいでワールドカップシーズンに突入したので、寝不足の日々が続いた。日本の快進撃に勇気をもらいながら頑張った。(でも一番頑張って欲しかったのはアルゼンチン。笑)
そして初めての保護者会を終え、これまではローソンにコピーをしに行っていた僕も、ようやくローソン卒業の時を迎える。
このコピー機の話は個人的にしっかりとさせてほしい(笑)
塾という名前を名乗っておきながら、恥ずかしいことに僕の塾にはコピー機やプリンターの類は一つもなかった(笑)当然のごとく、急なコピーの用事には対応できない。
毎日のように西鉄香椎駅近くのローソンに通っていたし、僕の計画性のなさから、1日に2度行くことだってしばしばあった。しかもコピーだけして帰ることがほとんどだったので、店員さん達からはおそらく、『いつもコピーだけしに来る人』として覚えられていたのではないだろうか。
1000円札を平気で投入せざるを得ない時だってあったので、なんだか他のことに1000円を使っている時よりも、はるかに損した気分だった(笑)そして何より、階段を降りて、あのローソンまで行くのが地味に面倒だった。
それだけにコピー機を塾に導入したことは僕にとって、一大イベントだったのだ。
そんなこんなで、僕の7月前半までの長い回想が終了だ。そろそろ読者の皆さんも飽きてきた頃かもしれない。僕も書いていて、だんだん飽きてきている(笑)
明日で夏期特訓のことを書いて、この回想は終わりにしよう。
明日までお休みをいただいているので、後半戦からぶっちぎるためのエネルギー補給&準備をしたい。自分の時間をたくさん取れる時に、僕がレベルアップだ。