• 福岡市東区香椎にある、小学生、中学生、高校生を対象とした進学塾

あれから10年

今日は3月11日。

東日本大震災からちょうど10年。

被害に遭われた方々に心よりご冥福お祈り申し上げます。

 

高校で3年、大学で4年。

そして、ここに来てから3年。

あっという間の10年間だったように感じる。

 

高校、大学も忙しかったけど、やっぱり塾の3年間が一番速く過ぎ去ったかなぁ。

わけもわからず「まあ、いけるっしょ。」ぐらいの感覚で塾を作って、ちょっとわけがわかり始めたと思ったら3年が経っていた。

 

当時15歳だった僕も、今では25歳。

って、まだまだバリバリ働けるな。

むしろこれから少しずつ貫禄と迫力を増していく予定だ。

 

さてさてそんな今日は、やはりこの日に思うことをブログに。

以降、東日本大震災について触れたブログになりますので、人によっては当時を思い出されて不快に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そういった方は、ここでページを閉じてください。

 

 

 

 

 

 

 

10年前の今日は、まさに中学校の卒業式の日だった。

墨少年15歳(当時)。

 

この日を迎える度に、中学校の卒業式を思い出し、中学校の卒業式と聞けば、この震災を思い出す。

 

当日は卒業式に出て、友達とボウリングに行き、一通り遊んだ後に家に帰ってから、初めて知った。

この震災がどれほどのものかを受け入れるには、15歳の僕は若すぎた。

「日本の、東北の方で、とにかく大変なことが起きている。。。」

これぐらいでしか事態を理解できていなかったと思う。

 

それから大人になっていく中で、あの震災がいかに恐ろしいものだったか、僕らの想像を簡単に越えてしまうものだったのかを知った。

2年前には、実際に仙台へと行き、震災の被害に遭われた方、そして被害者遺族の方々のお話を聞いた。

ニュースで見るのと、実際にこの目で見るのとでは、もうそれはそれは受け取れるものが違いすぎた。

 

「息子が生きていたら、今年が成人式です。」

 

そんな言葉を聞いた時は、もう、、、、、、。

 

僕らがいかに想像したところで、あの方々の苦しみは計り知れないものだろう。

胸が締め付けられる感覚っていうのを、はっきりと感じた。

 

 

その後に僕は色々考えたわけだ。

そして2つの結論に至った。

 

1つ、過去から学ぶこと。

 

1つ、生きている僕らが毎日を全力で、笑顔で生きること。

 

 

もうこれしかないなっていう。

 

東日本大震災は、本当に悲しい歴史だが、その時の反省を活かしてLINEというアプリが生まれた。

僕が偉そうにいうのもなんだけど、過去から学び、同じ過ちを繰り返さないようにしたからこそ生まれたものだと思う。

 

過去の出来事から学ぶこと、そして備えることが僕らにできる防災だろう。

 

日本にいる以上、たぶん、いや、確実にこれからも何かしらの災害は起きる。

その時に悲劇を繰り返さないためにも、僕らは学び、成長しなければならない。

僕は直接的に災害から人を救う仕事ではないけど、そうやって世のため人のためになる仕事をしてくれる子、世の中をちょっと良くしようと頑張ってくれる子を育てたい。

 

僕に人は救えないけど、人を救う子を輩出できると信じている。

 

 

そして今、残っている僕らができる最大の供養は、僕らが毎日を全力で、笑顔で過ごすことだ。

情けない顔して、しょぼくれた顔して生きていたらダメだな。

 

毎日を一生懸命に生きて、自分の力で充実した毎日にしようと努力すること。

これこそが、僕らが今できることだよね、きっと。

 

僕は僕の役目として「一生懸命に今を生きること」を勉強を通して教えていきたい。

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