先日、こんな会話を小耳に挟んだ。
というか盗み聞きしていた。笑
他の先生と生徒の会話だ。
先生「ちょっと前に湯布院に電車で行ったんだよね。9時台の電車で朝が早くて、、、」
生徒「それって9時24分発ですか?」
先生「え??なんでわかるん!?」
これ、すごくないっすか?
電車が好きだとこれぐらい普通なんですか?
あらかじめ言っておくと、その子が湯布院にばかりいくことが好きで、その電車にばかり乗っているというわけではない。
むしろ電車の全てを愛している(?)感じなので、今回の電車に限らずたくさん知っている。
いつもいつも電車の話をよくわからないながらに聞かせてもらっていたのだが、この時はあらためて驚かされた。
僕も大学生の時は通学に電車を使っていたこともあったので、通学時間周辺の電車は覚えていた。
それでもたまに間違えて覚えていたことがあって、何度か痛い目を見たけど。笑
それにしてもいきなり出てきた電車の時刻を言い当てられるなんてすごいなぁ。
僕からしたらその「9時24分」っていう数字は、もはや歴史の年号よりも意味のない数字で覚えにくいと思うのだが、覚えられてしまうもんなんだなぁ。
(こんなこと言ったら怒られてしまうかもしれないけど。)
その同じ日に話したけど、僕らからしてみたら旅行の移動時間なんてのはできるだけ短い方がいいと思っているわけだけど、その子からしたら電車で移動する時間すら楽しいっていうんだから。
豊かだなぁ。
もちろんその地に行くことも楽しいのだろうけど、その過程すら楽しめてしまうなんて。
魚が好きな子、車が好きな子、エンジンが好きな子、サッカーが好きな子、とにかく回転するものが好きな子、電車が好きな子、ボカロが好きな子、、、、
何かに没頭している子をたくさんみてきたけど、そういう子たちを見ていると思うことがある。
趣味っていうのは本当に生活を豊かにするなぁっていうことと、没頭した時の人の力ってのは恐ろしいものがあるってことだ。
僕らはあくまで勉強を通しての成長の場だから、勉強がメインにはなる。
だけどあまりに勉強勉強になりすぎて、子どもたちの隠れた才能を潰してしまってもいけないなってのも強く感じている。
そういった才能を活かしているように導いてあげたい。
そして僕もそういった子たちの趣味の話に触れながら、人生に彩りを与えてもらっているんだなぁことにもあらためて気づいてしまったのかもしれない。
ではではまた明日。