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福岡工業大学の入試対策 英語編

このページでは、過去数年間の福岡工業大学の英語の入試問題を
もとにした、傾向・対策・難易度等について
解説していきます。

教学社出版の赤本に掲載されている、
傾向や対策よりも一歩も二歩も踏み込んだ、
各大問別の具体的な対策方法で、
今すぐにでも始められる内容となっています
ので、是非とも参考にしてください!

福工大は、九州の理系私立大学であり、
国公立大学志望の受験生が数多く受験します。
理系学部でも、英語の得点は
大切な得点源ですので、しっかりと対策を
していきましょう!
この記事を読めば以下の悩みが解決されます!

  • 難易度は?
  • どのような問題が出題されるの?
  • どのような対策をすればいいの?

この様な悩みを持った受験生は是非参考にして下さい!

 

1. 福岡工業大学の英語の出題傾向

試験時間は60分です。解答方式はマーク法式です。
同一日程であれば同一の問題が
使用されます。各日程とも共通の出題方式に
基づいて作成されています。そのため出題の
パターンはほぼ決まっています。
各日程間に差異はほとんど見られません。
また近年出題形式の大部分は踏襲されています。

問題構成は以下のようになっています。

大問1  文法

大問2 文法

大問3 会話文読解

大問4 長文読解

大問5 長文読解

と全方位的な項目の試験です。
それゆえ傾向をしっかり抑え、
対策することが成否を分けます。

2024年の前期日程の英語問題を例にさらに細かく
分析してみましょう。

カテゴリー 大問 小問 出題形式 補足 問題数
文法 1 空欄補充 文の空欄に適する語を4択から選択 10
文法 2 整序問題 和文を踏まえて英単語を並べ替える問題 7
会話文読解 3 空欄補充 会話文の空欄に適する文を4択から選択 7
長文読解 4 1 空欄補充 文の空欄に適する語を4択から選択 5
2 空欄補充 文の空欄に適する語を4択から選択 1
3 同意語選択 下線の引かれた単語の言い換えになる単語を4択から選択 1
4 内容一致文選択 本文内容に合う文を4択から選択 1
5 適文選択 英文のまとめとして適切な一文を4択から選択 1
長文読解 5 1 2空欄補充 文の空欄に適する語を4択から選択 2
2 空欄補充 文の空欄に適する語を4択から選択 1
3 同意語選択 下線の引かれた単語の言い換えになる単語を4択から選択 1
4 適語選択 英文の内容に合うように文章の空欄に入る単語を4択から選択 4
5 内容一致文選択 本文内容に合う文を4択から選択 1

 

出題形式はこのようになっています。

上の表に載っているような形式の問題が
出題されます 。
ここ5年程、傾向に大きな変化はありません。

長文読解問題が2題出題されるため、素早く読み進めていく必要があります。

また、内容真偽を答える問題が出題されているため

速読とともに精読も求めまれます。

さらに、文法語法や語彙の知識を問う問題も
出題されます。

極めて高いレベルの知識が問われることは
ありませんが、

標準レベルの知識は必ず身に着けておきましょう。

2. 福岡工業大学の出題傾向から見た難易度

全ての問題はマーク式での回答になっていますが、

語彙や読解の基礎的な力が必要な文章も見られます。

また、長文の文量に対する試験時間などの要素も加味すると

全体を通して、難易度は標準的です。

3. 福岡工業大学の英語の対策

3.1 福工大の英語に必要な力

長文読解には以下の力が要求されます。

・本文を不自由なく読解できる語彙力

・文法の確実な理解と知識

・本文に内容を正確に読み取ることができる精読力

長い本文を素早く処理する能力

語彙力

単語、熟語の知識を身につける必要があります。

まずは単語帳や参考書を活用して、標準レベルの語彙力を確実に身につけましょう。

1冊の単語帳を漏れなく完璧に仕上げることで
自信にもつながります。

一問一答形式での丸暗記ではなく、
単語が持つイメージも一緒に、多義語の場合は
他の意味も一緒に

抑えておければ、さらに理想的です。

本文では単語帳通りの意味で訳すと歪な日本語になる場合もあるため、

前後の文脈に合わせてうまく訳してあげなければなりません。

長文読解や過去問の演習の後には、必ず訳し
にくいと感じた箇所を中心に、

和訳を確認し、解釈の幅を広げましょう。

文法

語彙力同様、本文を読み進める段階・設問の英文を読む段階・答えを判断選択する段階と

あらゆるステップで文法の力は必要です。

まずは単元ごとに学習し、演習を重ね不自由なく使いこなせるようにしましょう。

そこからランダムに出題されるような総合問題の演習を通して、さらにブラッシュアップさせていきましょう。

一巡目ですべてマスターすることができればベストですが、多くの場合そうはいきません。

繰り返し演習していると、自分が苦手な
単元や文法が浮き彫りになってくるはずです。

こうした単元を効率的に復習し、
自分のものにしていきましょう。

精読力

前提として求められるのは語彙、文法の力です。

これらがある程度の水準で身についていなければ、精読は難しくなります。

こうした土台のもとに、1文の構造、文章全体の構造、論理展開などを意識し、

正確に内容を捉える訓練を行いましょう。

精読力は効果を実感するまでに時間が
かかります。

地道に感じるかもしれませんが、正しい方法で継続することが何より大切です。

速読力

「設問で聞かれたことに対して、答える」という作業において高い精度で読み解くことは必須です。

しかし、試験本番で1文1文を時間をかけて読んだり、1問ずつじっくり考えている余裕はありません。

高い精度でスピーディに読み進めることが出来なければ合格点には届きません。

そこで速読力が求められます。 これらは主に
実戦形式の問題で身に付けていきましょう。

総合読解問題の演習や夏以降の過去問演習を
制限時間付きで取り組むことが重要です。

他にも、スラッシュリーディングをはじめ、
速く正確に読む技術が様々なところで
語られています。

こうしたノウハウを取り入れながら演習することも大切です。

個人的には、演習後の得点出し/復習が大変重要だと考えています。

自分が訳せなかった文を丁寧に分解し理解したり、文章をもう一度音読するなど、

解いた後の収穫を最大化することが過去問演習の肝です。

3.2 福工大の英語の出題形式別対策

 大問1 文法・語法(空所補充)

空所補充で、文法・語法に関する問題が10問出題されます。

知識問題全般に言えることですが、特に偏った傾向はなく、英文法・語法はまんべんなく出題されます。ただ、受験生が対策を遅れがちな語法で差はつきますので、この対策も重要です。

前置詞、時制、熟語、不定詞、分詞、仮定法、関係詞、接続詞、代名詞が頻出項目です。空所補充に限らず、文法・語法問題では、動詞の後に続く前置詞や目的語の形(不定詞or動名詞)について問われることが多いです。

また動詞の現在分詞と過去分詞についての問題など、幅広い問題が多く出題されます。

大問2 文法・語法(整序問題)

この問題では、語彙の知識はもちろん、空欄が複数あるので、英文を正しく組み立てる文法的知識も要求されます。

空所補充問題と同じく、受験生が対策を遅らせがちな語法で差はつきますので、この対策は重要です。文意を損なわないよう、和文を参考にしつつ語を選ぶことが重要です。

自分が覚えている単語、イディオムの意味とぴったり一致する選択肢があれば容易に正解できますが、英訳する時にはある程度の意訳が含まれる場合があります。ピッタリではなく、意味を考えて選ばなければならない場合があります。あくまでも最も近い意味になる英文を組み立てるということをよく覚えておいてください。

大問3 会話文読解

短い会話文の中に、空欄があり、適する英文を4択から選ぶ問題です。

頻出の会話表現は一通りおさえましょう。その上で、ここで大事になってくるのが、「会話はキャッチボール」だということ。会話の流れを意識しつつ、各々の選択肢を空欄に代入して、話の流れ上、正解か微妙な選択肢は保留にしておかしいものは消去法で消していくといった流れで問題を解いてください。

空所の前後に正解の手がかりがあるので、空所の前後は注意して読んでください。答えに迷えば後回しにして別の選択肢を先に当てはめていきましょう。 選択肢には会話特有表現が多く現れます。基本的な会話表現はマスターしておきましょう。

大問4 長文読解

長文とそれに関連する設問が5問。

設問1は空欄補充問題です。大問1を参考にしてください。
設問2も空欄補充問題です。前置詞の意味を覚えていないと解けないような問題になっているので、頻出の前置詞を正確に押さえておきましょう。
設問3は同意語選択で、本文中の単語と近い意味のものを選択する問題です。このような問題では下線部の単語を知っていることは稀で、たいていは文章の流れで推測することになります。前後の文章から読み取りましょう。

設問4は本文内容に一致する文を選択する問題です。
この問題に関しては消去法で解くのが
おススメです。

正解の選択肢は本文の表現を言い換えていて、
超簡単な問題以外は本文そのままの表現になる
ことはほぼありません。
よって、本文の解答の根拠を見つけて
そのまま回答する積極法で考えると、
解答の根拠と選択肢を見比べても選択肢によってはこれが正解だと断定できないものもあるので、積極法で解くのはキツイこともあります(これは他大学でもいえることですが)。文章の通りに言えないと言う根拠を見つけましょう。

設問5は文章の主題に近いものをタイトルとして選ぶ問題です。文章の中で何が一番筆者の伝えたいことなのかを考えながら読むようにしましょう。

 大問5 長文読解

長文とそれに関する問題が5問。

設問1は、大問4の設問1と似た問題なので、参照してください。

設問2は代名詞の指すものを選択する問題です。大抵は同じ文が前後の文に含まれているので、積極法で解くことも可能です。時間に余裕があれば、使わなかった選択肢も精査しましょう。この問題の対策としては、指示語や代名詞が何を指してるかを把握して、それを代入してから読むことを日常からクセづけてください。
これに加えて、言い換えを意識しながら長文を読むと長文の理解度がグッと上がってきます!

設問3は、大問4の設問3と似た問題なので、参照してください。

設問4は、英文が本文内容に合うように空欄に入る文節を選択する問題です。こちらも消去法を使って解いてください。

設問5は本文の内容に合う英文を一つ選ぶ問題です。こちらも上の問題と同様、消去法を使って解きましょう。

4. 福岡工業大学の英語のまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は福岡工業大学の英語について対策のまとめを書かせていただきました。

この記事を参考に、福岡工業大学の対策を進めていってほしいと願っています!

受験までまだまだ時間はあるので、

得点アップを目指しましょう!

現在、高校1年生、2年生の人も今後の受験勉強の参考にしていただければ幸いです。

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