ちょっと前の話だ。
高校生になってサッカー部に入りたいということを話していた時のこと。
福岡には強豪校が多いから、それを勝ち抜くのは厳しいよねって話になって。
何が違うんですか?みたいなことを聞かれたので、僕は当時体験したことを答えた。
ある日、僕らは福岡で超強豪と呼ばれるレベルの高校と練習試合をすることになった。
土日の貴重な時間を僕らなんかに使うわけにはいかないのか、平日の学校の後にその試合は組まれた。
顧問の先生が頼み込んでお願いしたのか、平日の夜なら普通に受け付けていたのか、試合が組まれることになった真相はわからないが、そこで練習試合は組まれることに。
場所はもちろん相手の学校で。
学校が終わり、僕らはそのまま相手校へと移動。
詳しいことは覚えていないが、18時ぐらいだったかな?
それぐらいにキックオフ。
1月ぐらいだったはずなので、もう辺りは真っ暗。
人工芝のグラウンドに照明をつけ、プロ並みの環境の中、試合は行われることに。
もう試合が始まる前から、僕らはその環境に浮き足立っていた。
「すげえ!俺らプロじゃん!」
みたいな感じで。笑
けれども興奮していたのは僕らだけで。
僕らの試合が始まったとしても相手チームの試合に出ていないメンバーは、周りでずっと練習しているのだ。
一つの試合が終われば、今度は周りで練習していたメンバーが試合に出る。
そして試合に出ていたメンバーは周りで練習を再開。
僕らにとっては練習試合だったけれども、相手からしたら練習の一部でしかなかったみたい。
その練習相手として駆り出されただけ。
試合の合間に疲れて休んでいる僕らとは大違い。
僕らが勉強している時に、彼らは練習をして。
僕らが休んでいる時に、彼らは練習をして。
僕らが練習している時に、もちろん彼らも練習して。
そりゃ強いよなぁ。
もっともっと彼らの過去を振り返ると、小学生とか、早い子はもっと小さい頃からかな?
みんなが遊んでいる時にサッカーの練習して、みんなが休んでいる時にサッカーの練習して、みんなが練習している時にももちろん練習して。
そうやってやってきたんだから、そりゃ強いわなぁ。
受験生には、みんなが休んでいる時こそチャンスって意識を持ってほしい。
これまでサボってきたのならば、小さい頃から積み上げてやってきた分をひっくり返す勢いで勉強してほしい。
大学受験は3年間の勝負のように見えて、18年間の勝負でもあるからね。
逆転ってのは、生半可な覚悟じゃできないよ。
ということで、ゴールデンウィークの受験生たちに贈る言葉でした〜。
ではではまた明日。